2007年 - 2009年: ユーロビジョン・ソング・コンテスト
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2007年末、Heaven Musicはユーロビジョン・ソング・コンテスト2008のギリシャ代表選考にカロミラを参加させた。コンスタンディノス・パンツィス(Konstantinos Pantzis)楽曲、ポセイドナス・イアノプロス(Poseidonas Giannopoulos)作詞による、R&B的なビートにギリシャ風の音楽を織りまぜた楽曲「Secret Combination」で選考に挑んだ。楽曲は「アメリカ風」の要素が意識されたものであった。2008年2月27日、カロミラの歌う「Secret Combination」はユーロビジョン・ギリシャ代表の地位を勝ちとり、3月から4月にかけてプロモーションのためにヨーロッパ各国を訪れた。 2008年5月20日、ユーロビジョン本戦の準決勝1が行われ、カロミラは1位で準決勝を通過し、決勝に進んだ。5月24日の決勝では218得点を得て、ロシア、ウクライナに次いで3位となった。エレニ・メネガキ(Eleni Menegaki)のインタビューに対し、ユーロビジョンへの参加はこれまでのキャリアで最大の出来事であり、また自身の人生においてもこれまでで最大の出来事で、今後ずっと良い思い出として残るだろうと話した。大会での成功を予想していたかとの質問に対しては、常に最良を尽くすつもりでいたが、それ以上に、どのような結果になろうとも、ギリシャの人々が自身のパフォーマンスを誇りに思えるものにしたかったと話した。エレニ・メネガキは、自分を含む多くのギリシャ人にとっても、カロミラのこれまでのキャリアの中で最も決定的な出来事となったと述べた。2004年のフェイム・ストーリー参加の頃からカロミラを見てきたギリシャの人々にとって、彼女には純粋無垢な少女のイメージであったが、このユーロビジョンではより成熟したプロフェッショナルの歌手としてのイメージを演出できた。 2007年の9月か10月にかけて、カロミラはウェブ上の日記にて『Secret Combination the Album』と題する新しいアルバムが発売されることを明かしていた。アルバムにはユーロビジョン代表曲「Secret Combination」をはじめとするギリシャ語や英語の楽曲、Master Tempoによる「Secret Combination」のラップ・リミックスも収められている。制作陣にはコンスタンディノス・パンツィス、タソス・ヴーイアツィス(Tasos Vougiatzis)、Sunny Xが起用されている。 ユーロビジョン終了後、姉妹の出産のためにニューヨークに滞在し、アルバムのプロモーションにはまったく関与しなかった。その後、カロミラの父はインタビューに答えて、娘はHeaven Musicから汚れ物のように扱われ、歌手としてのキャリアを続けるかどうかわからない、8月に何らかの決断をすると話した。これに対して、Heaven MusicのCEO、マキス・プーネンディス(Makis Pounentis)は説明がつかないとして驚きを表明し、カロミラに対しては契約の尊重と歌手業への復帰を求めたと話した。カロミラが歌手を辞めたとのうわさが広がる中、しかし彼女は音楽業界に戻った。ギリシャへの復帰後コンサートを行った後、リアリティ番組「Big in Japan」のギリシャ版の司会を務めた。番組は12人の挑戦者とともに日本で行われる。 2009年、カロミラは多数の北米のギリシャ系クラブでパフォーマンスを続けた。4月26日にはニューヨーク、6月25日にはロサンゼルス、6月27日にはトロント、11月8日にはサンフランシスコでコンサートをしている。
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