2006年議会
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「アーニー・フレッチャー」の記事における「2006年議会」の解説
2006年2月12日、州議会の会期が始まった直後に、フレッチャーは腹痛で入院した。レキシントンにあるセントジョセフ東病院の医師は総胆管の胆石だとし、さらに膵臓炎と胆嚢炎だと診断した。胆嚢を切除する手術を行った後、血液感染して快復が遅れたが、3月1日には退院できた。その数日後、血栓を溶かすために再度セントジョセフ病院に戻り、5日間入院した。フレッチャーのスタッフは、フレッチャーが不在でも、議会で法案を通過させる能力に否定的な影響はなかったと言い張った。労働権確立法と州の現行賃金法はどちらもフレッチャーが提案したものであり、会期前半で廃案になっていたが、会期が始まる前には通過しそうにないと見なされていたものだった。この会期で通過した法案には、シートベルト強制法、16歳未満の子供が全地形対応車を運転する場合はヘルメットを冠らせる法、モーセの十戒を州会議事堂前の庭に歴史的背景を入れて掲示することを認める法があった。 州議会は二年間予算を通したが、フレッチャーが拒否権を使ったとしても、会期の中で再招集しそれを覆すだけの十分な時間はなかった。フレッチャーは「過剰な負債」を避けるために、議会を通過した予算からプロジェクト用3億7,000万ドルを切り取る個別条項拒否権を使った。当初予定した9億3,800万ドルには遥かに及ばなかったが、州の歴史の中で他の知事よりも多くの個別条項拒否権を使った。フレッチャーが拒否しなかったあるプロジェクトは、カンバーランド大学が薬学科を建設するための1,100万ドルだった。LGBTの権利運動団体が、ゲイを公表した学生をカンバーランド大学(私立バプテスト系)が排除したことで、フレッチャーがその資金に拒否権を使うべきと求めていた。 この会期に解決できなかったフレッチャーの優先事項の1つは、2005年の税制改革の結果として生じた、企業に意図されなかった増税の矯正だった。フレッチャーは6月半ばに特別会期を招集し、議会が計画を修正し、ヘンダーソンに招致しようとしていたフューチャージェン計画の発電所のために考案された税額控除を認められるようにした。共和党員の州上院議長デイビッド・L・ウィリアムズがフレッチャーに、他の企業にも税額控除を認めるよう求めたが、フレッチャーは少ない議会議題に固執した。この会期は5日間のみ招集され、両院の全会一致で、税額控除を通し、税制改革の修正を行った。フレッチャーは議会の効率を賞賛した。
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