2006年の事故とは? わかりやすく解説

2006年の事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:42 UTC 版)

有馬口駅」の記事における「2006年の事故」の解説

2006年1月22日に、当駅構内において上り回送列車脱線した原因不明のまま神戸電鉄現場保全命令がとかれた直後運転再開入線の際に速度時速15kmにまで減速する措置取っていたにもかかわらず2月3日に再び同駅にて下り普通列車脱線した。2回の事故共に死傷者無かったが、事態重く見た国土交通省近畿運輸局保安監査行い、それに基づき神戸電鉄対し具体的な改善計画提出を含む改善勧告発した当初原因として当駅構内レール1箇所における極度摩耗1回目事故車両車輪転削の不全などが指摘されたが、2007年9月28日国土交通省航空・鉄道事故調査委員会報告書では、神戸電鉄レールを50kgに交換する際に、工事費がかさむなどとして構内設置されたままとなっていた「大正14年型」と呼ばれる旧式の37kg分岐器が、他のレールより7mm盛り上がっており、その上脱線した車両車輪転削を終えたばかりで、車輪摩擦力増大したことが事故の原因であるとされた。 勧告直後から神戸電鉄は、当面処置として当駅構内の37kg分岐器使用停止車輪転削の改善運転指令者・乗務員対す指導徹底実施。またこれによって三田線特快速の運転休止などを中心とした暫定ダイヤとなる。さらに改善計画提出期限であった2006年3月23日には神戸電鉄線内に残る37kg分岐器交換撤去有馬口駅構内におけるホーム拡幅曲線緩和のほか、安全投資を年10億円増額するなどの長期的改善策表明11月には分岐器交換完了し11月25日始発より事故前ダイヤ戻っている。

※この「2006年の事故」の解説は、「有馬口駅」の解説の一部です。
「2006年の事故」を含む「有馬口駅」の記事については、「有馬口駅」の概要を参照ください。

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