2006年の優勝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:22 UTC 版)
「ドウェイン・ウェイド」の記事における「2006年の優勝」の解説
2005-06シーズン 2005-2006シーズン、ヒートは大々的な補強を行い、他チームのエース級の選手を次々と獲得。チームはリーグでも有数のエリート集団と化したが、その中でもウェイドはエースの座を確固たるものにしていた。またオニールは故障による欠場が多くなり、リーグ屈指のデュオの関係も徐々にウェイドが主導権を握るようになっていった。シーズン序盤はオニールの戦線離脱もあり、チームの成績は伸びなかったが、シーズン後半にはウェイド、オニールを中心に補強で獲得したベテラン勢が徐々に噛み合いだし、球団社長だったパット・ライリーのヘッドコーチ復帰を経て、チームはカンファレンス2位の成績でレギュラーシーズンを終えた。また、NBAオールスターゲームにファン投票で選出され、土曜日に開催されるスキルチャレンジにも初めて出場。決勝はジェームズと対決となり、26.1秒の成績で優勝を果たした。プレーオフ、カンファレンスファイナルでは再びピストンズと対決。レギュラーシーズンには他を寄せ付けない強さを見せていたピストンズを4勝2敗で退け、ついにファイナル進出を果たした。 2006年のNBAファイナル ファイナルの相手はダーク・ノヴィツキー擁するダラス・マーベリックスだった。下馬評ではマーベリックス有利との評価が大半であり、ヒートは敵地ダラスでの第1戦、第2戦はマーベリックスに2連敗を喫してしまう。ところがここからウェイドの神がかりな勝負強さが発揮され、第3戦では42得点、第4戦では36得点と立て続けに高得点をたたき出し、第5戦ではファイナル記録となる21本のフリースローを決めると共に43得点をあげた。ウェイドの爆発に後押しされチームも3連勝すると、迎えた第6戦でもウェイドは36得点、10リバウンドをあげてマーベリックスを下し、ついにウェイドにとってもヒートにとっても初となるファイナル制覇を成し遂げた。ファイナルMVPはシリーズ中34.7得点、7.8リバウンドをあげたウェイドが文句なしの受賞。ウェイドはほとんど独力でマーベリックスを破ってしまったと高く評価され、またプレーオフ期間中体調不良に悩まされたウェイドは、試合中にも点滴を受けてプレーしており、その姿は1997年のファイナル第5戦で食中毒を患いながらも大活躍を見せたマイケル・ジョーダンに重ねられた。
※この「2006年の優勝」の解説は、「ドウェイン・ウェイド」の解説の一部です。
「2006年の優勝」を含む「ドウェイン・ウェイド」の記事については、「ドウェイン・ウェイド」の概要を参照ください。
- 2006年の優勝のページへのリンク