2003年 - 2007年:音楽業界への復帰
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「リーバ・マッキンタイア」の記事における「2003年 - 2007年:音楽業界への復帰」の解説
マッキンタイアの76枚目のシングル「I'm Gonna Take That Mountain」は、2年ぶりとなる2003年中旬に発表された。2003年11月には、23枚目となるスタジオアルバム『Room to Breathe』を4年ぶりに発表した。ボストン・グローブ紙に掲載されたレビューでは、アルバム内のトラック「Love Revival」はタニア・タッカーのようだとし、「If I Had Any Sense at All」を哀愁がこめられたカントリー・バラードと呼び、アルバムにはさまざまな音楽スタイルの曲が入っていると評した。カントリー・スタンダード・タイムでは『Room to Breathe』のことを「リスナーの呼吸を最後までもたせない」と評した。リッキー・スキャッグスやパティ・ラブレスのようなブルーグラスの影響を受けた「I'm Gonna Take That Mountain」を、ハイライトとしている。アルバムはビルボード・トップ・カントリー・アルバムで4位を記録するとともに、ビルボード200で25位を記録した。2ndシングルの「Somebody」は、元々マーク・ウィルスのアルバム『Loving Every Minute』の収録曲のカバーで、ビルボード・ホット・カントリー・ソングチャートで彼女にとって6年ぶりとなるナンバー1ヒットとなった。それは彼女にとって、33曲目のナンバー1ヒットである。このアルバムは売れるまで時間がかかったため、マッキンタイアは語っている。「えぇ、それは私たちを心配させたわ。アルバムは11月に出したのだけど、「Somebody」がチャートでのぼったのは30週かかりました。普通は15週です。でも、ビデオを出して復活するのを待ったわ。MCAはお尻を蹴ってくるのよ。」次に出したシングルは「He Gets That from Me」で7位を記録し、その次のシングルはエイミー・ダリーと共作した「My Sister」で16位を記録した。 2005年に、マッキンタイアはコンピレーション・アルバム『Reba#1's』を発表した。このアルバムには33曲のナンバー1ヒットが収録されている。さらに2曲の新曲「You're Gonna Be」、「Love Needs a Holiday」が収録された。両曲ともシングルとして発売され、「You're Gonna Be」は33位を記録したが、「Love Needs a Holiday」は60位で終わってしまい、それは彼女にとって27年ぶりにカントリー・チャートでトップ40に入れないシングルとなってしまった。カントリー・スタンダード・タイムは、「Whoever's in New England」と「You Lie」をこのアルバムのハイライトとしている。このアルバムはトップ・カントリー・アルバムチャートで初登場3位を、ビルボード200で12位を記録し、2年後にはRIAAから2×プラチナ認定を受けた。2007年8月30日、マッキンタイアはCMA賞の女性ボーカル・オブ・ザ・イヤーとボーカル・イベント・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた。その2つのノミネートに加えて2008年と2009年に2回ノミネートされ、ドリー・パートンの43回の記録を超えて、リーバはCMA賞で歴代最も多くのノミネート回数(48回)をもつ女性アーティストとなった。 2007年9月18日、マッキンタイアは24枚目のスタジオアルバム『Reba: Duets』を発表した。マッキンタイアは今までのどのアルバムよりこの最新作は特別だと語った。「このアルバムは私のどのアルバムよりも大好きで、なぜなら友人たちと歌ったものだからです。私が一生の中で最も誇りに思うことは友人たちです。その証明がここにあります。」アルバムの宣伝のため、マッキンタイアはラジオ番組とテレビ番組『オプラ・ウィンフリー・ショー』に9月19日に出演した。このアルバムのリードシングル「Because of You」はケリー・クラークソンとのデュエットで(オリジナルはケリー・クラークソンの曲)、ドリー・パートンの記録に並ぶビルボード・ホット・カントリー・ソングチャートで55曲目となるトップ10ヒットとなった。このアルバムは雑誌ポップマターズからは高い賞賛を受けた。「マッキンタイアのボーカルはシロップのよう甘く、とてつもなくパワフルだ。マッキンタイアのボーカルはジャニス・ジョプリンのようにブルージーで、マイアンヌ・フェイスフルのようにとげとげしく、ティナ・ターナーのような魂がある。ただし、リーバの声は3人の歌手があわさっているが、それを南部独特の甘さと紛れもない女性らしさでやわらいでいる。」このアルバムには、ケニー・チェズニー、リアン・ライムス、トリーシャ・イヤウッド、キャロル・キングやジャスティン・ティンバーレイクなどのカントリーとポップ・アーティストとのデュエット10曲を収録している。『Reba: Duets』はトップ・カントリー・アルバムチャートで1位を記録するとともに、彼女の30年のキャリアで初めてとなるビルボード200での初登場1位を記録し、発売初週で300,536枚の売り上げを記録した(ニールセン・サウンドスキャンによる)。2008年1月17日から、マッキンタイアはクラークソンとともにオハイオ州デイトンより『2ワールド・2ボイス・ツアー』を始めた。発売から1ヵ月後となる2007年10月19日、アルバムはアメリカレコード協会よりプラチナ認定を受けた。このアルバムからは他に「Every Other Weekend」がシングルカットされた。この曲のアルバム・バージョンはチェズニーとのデュエットだが、作者でもあるスキップ・ウィングとのデュエットがラジオで流された。
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