20世紀末 - 21世紀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 05:24 UTC 版)
1988年にはアメリカで帽子のような形状をした傘帽子が特許成立し、2013年には日本でヘルメットに小型の傘を吸着させる傘帽子も考案された。また、帽子から風を出してエアーカーテンのように雨を防ぐというアイデアが考案され、2009年に「風傘帽子」として日本で特許出願されている。 傘帽子は釣りやゴルフといったレジャー用途を中心に、インターネット上で1000円から1500円程度の価格で販売が進んだ。蒸れないように傘の上部に開口部を設け、その上に小型の傘を設けた2段階式の傘帽子も製作されており、遅くとも2016年には市販されている。さらに2018年にはイタリアのブランド「フェンディ」が、自社のロゴをデザインした傘帽子を発売している。 2020年東京オリンピックは開催時期の都合で猛暑が予想され、熱中症対策が懸念されていた。日傘の有効性が指摘される中、2019年5月24日の記者会見で小池百合子東京都知事が東京オリンピックでの猛暑対策として傘帽子の試作品を発表した。これには熱や光を遮る素材を用いられており、東京ブランド「Tokyo Tokyo」として制作されたという。同年7月26日のビーチバレーのテスト大会ではボランティアが、8月17日のホッケーのテスト大会では東京都の職員が試着し、検証が行われた。
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