熱中症対策
熱中症対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 03:19 UTC 版)
地球温暖化などの要因で夏期に熱中症の患者が急増するようになった2000年代後半以降、紅白帽を採用する小学校や幼稚園の多くで、熱中症を予防する為に紅白帽の後頭部に日よけの布(タレとも呼ばれる)を取り付けたものを着用させる例が増えてきている。日よけの布は紅白帽に縫い付けられた固定式と、任意に着脱が可能なタイプが存在しており、元々日よけ布が無い紅白帽を用いていた学年や施設の場合は、保護者の任意で日よけ布の後付けを許可している例も見られた。 このような機能性を持つ帽子自体は、旧日本軍が第二次世界大戦中に酷暑の南方戦線を中心に用いていた略帽(戦闘帽)の着脱式の帽垂布や、戦後のフランス陸軍が旧日本軍の略帽の機能性を参考に開発した固定式垂布付のキャスケット・ビジャール(リザードキャップ)などの軍帽に先例が存在するが、紅白帽の日よけ布が具体的に何を直接の参考として開発されたものかは不明である。 日よけ布付紅白帽が一定以上の普及を見せた2010年代中盤以降は、成人向けの作業帽にも着脱式の垂布を後付けする為の用品(ネック・サンシェード)や固定式垂布を最初から取り付けてあるものが作業服店を中心に販売され始め、成人女性向けの日よけ帽にも大型の固定式垂布が取り付けられたものが普及するなど、帽垂布が本来有していた旧日本軍の軍帽としてのイメージは次第に希薄になってきている。
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