1992年 - 1996年:成功の続き
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「リーバ・マッキンタイア」の記事における「1992年 - 1996年:成功の続き」の解説
1992年12月にマッキンタイアは、17枚目のスタジオアルバム『It's Your Call』を発表した。このアルバムはビルボード200で8位を記録した。マッキンタイアはこのアルバムは『For My Broken Heart』の第2章であるとコメントした。タイトルトラックはビルボード・ホット・カントリー・シングル&トラック・チャートで、5位を記録した。このアルバムに収録された曲のうち「The Heart Won't Lie」(ヴィンス・ギルとのデュエット)、「Take It Back」はシングルカットされ、それぞれ1位と5位を記録した。アルバムは100万枚ヒットとなり、RIAAにダブル・プラチナで認定された。 1993年10月、3枚目のコンピレーション・アルバム『Greatest Hits Volume Two』が発売され、ビルボード・トップ・カントリー・アルバム・チャートとビルボード200でそれぞれ1位と5位を記録した。アルバムには既存発表曲とは別に、2曲の新曲が収録された。そのうちの1曲目「Does He Love You」はリンダ・デイビスとのデュエットで、ビルボード・ホット・カントリー・シングル&トラック・チャートで1位を記録し、グラミー賞のベスト・カントリー・コラボレーション・ウィズ・ボーカルを受賞した。セカントシングル「They Asked About You」はTop10ヒットとなった。このアルバムは最初に200万枚発売され、2×プラチナを認定された。1998年にはRIAAから5×プラチナ認定されている。 1994年に18枚目のスタジオアルバム『Read My Mind』を発表した。このアルバムからは、ビルボード・カントリー・チャートで1位を獲得する「The Heart Is a Lonely Hunter」など5曲のヒットシングルがうまれた。「Till You Love Me」、「Why Haven't I Heard from You」、「And Still」はトップ10ヒットとなり、中でも「Till You Love Me」は彼女自身初めてとなるビルボード・ホット100へのチャートイン(78位)となった。アルバム自体は、ビルボード200とトップ・カントリー・アルバムで2位を記録した。オールミュージックのレビューでは5つ星中4つ星で、「すぐれたカントリー歌手リーバ・マッキンタイアによる、他のすばらしいパフォーマンスの提供」と評価し、さらにアルバムの要素を「少しのソウル、少しのスウィング、少しのポップなど」と書いた。エンターテイメント・ウィークリーは、このアルバムに対して次のように明るい評価をくだした。「90年代の人々の怒り・幻滅を熱いリズムと気味の悪いメロディーで表している。その最高の例は「She Thinks His Name Was John」である。」とした。」その曲はシングルとなり、一夜でエイズとなる女性の話が歌詞となっているため、論争の的となった。歌詞のテーマのせいもあり、ラジオのエアプレイは少なく、15位止まりとなった。『Read My Mind』はマッキンタイアと彼女のレーベルにとって大きなヒットとなり、1995年までに300万枚売れて、RIAAからは3×マルチ・プラチナを認定された。 19枚目のスタジオアルバムは、1995年の『Starting Over』で、1950年代から80年代までの彼女の好きな歌のカバー・アルバムだった。このアルバムは彼女にとって音楽業界デビュー20年目を記念するものだったが、多くの評論家は前のアルバムと比較するとあまりよくない評価をくだした。オールミュージックは、このアルバムのことを「エンターテイメント以外のなんでもない」とコメントした。アルバムにはマッキンタイアが尊敬する多くのアーティストの曲が収録されていて、例えばクリスタル・ゲイルの「Talking In Your Sleep」、「Please Come to Boston」、ドナ・サマーが書いてドリー・パートンが歌った「Starting Over Again」、「On My Own」や「By the Time I Get to Phoenix」などだった。「On My Own」にはゲスト・ボーカルにリンダ・デイヴィスのみでなくマルティナ・マクブライド、トリーシャ・イヤウッドが参加した。否定的な評価を受けていたにもかかわらず、『Starting Over』は発売後2ヶ月でRIAAでプラチナ認定を受けた。シングルとなったのはリー・グリーンウッドの「Ring on Her Finger, Time on Her Hands」のカバーだけだったが、トップ10ヒットシングルとなった。
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