1980年代後半 RISC の登場とは? わかりやすく解説

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1980年代後半 RISC の登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:57 UTC 版)

CPU年表」の記事における「1980年代後半 RISC の登場」の解説

CPU開発が進むにつれて従来CISC呼ばれる仕組みに代わってRISC呼ばれる仕組み用いることで性能向上を図ろうとする考え方生まれたRISC CPU研究1980年代前半進み1980年代後半になるとミップス・テクノロジーズ (MIPS)、サン・マイクロシステムズなどからRISC方式採用したCPU相次いで発表された。しかし、まったく新しCPU従来のソフト資産継承しにくいという弱点抱えていた。 従来CPU互換性保ちつつ RISC技術取り入れていく折衷インテルと、過去しがらみ断ち切りゼロから作り直した革新新興RISC CPUメーカー攻防行方は、パソコン分野についてはソフト資産重視インテルに、業務用ワークステーション分野については、RISC CPUメーカー軍配上がったRISC CPUその後サーバ組み込みCPU分野広く浸透した1985年10月 インテル 80386 発表32ビットCPU1990年代前半パソコン代表的なCPUとなった1985年 386ライセンス訴訟 1986年 MIPS R2000ほぼ最初商用 32ビットRISC CPUDECシリコングラフィックスワークステーション採用された。MIPSその後、いったんシリコングラフィックス買収されCPU開発続けた1986年 エイコーン・コンピュータ ARM2を開発32ビット RISC CPUAcorn Archimedes搭載された。6502発展として設計されCISCとしての特徴併せ持つ。低消費電力注力したARMアーキテクチャは後にGSM携帯電話Apple Newton採用され組み込みCPUとして圧倒的なシェアを誇る。 1986年10月 ヒューレット・パッカード (HP) PA-RISC32ビットRISC CPUHPワークステーション採用された。 1987年 モトローラ MC6803032ビットCPUMacintoshNeXTX68030採用された。 1987年 サン・マイクロシステムズ SPARC 出荷32ビットRISC CPUサン・マイクロシステムズワークステーション採用された。 1988年 MIPS R300032ビットRISC CPUシリコングラフィックスワークステーション採用された。また、時代が下ると R2000/R3000 から派生したCPU通信機器プリンタなどの組み込み機器多く用いられるようになり、組み込みCPU一角築いている。ソニーゲーム機 プレイステーション1994年12月発売)でも採用された。 1988年 テキサス・インスツルメンツ TMS320C30デジタルシグナルプロセッサ (DSP) で有名なチップ。→ NS320xx 1989年4月 インテル i48632ビットCPU80386後継CPUで、1990年代半ばパソコン代表的なCPUとなったキャッシュ搭載により性能を向上させた。

※この「1980年代後半 RISC の登場」の解説は、「CPU年表」の解説の一部です。
「1980年代後半 RISC の登場」を含む「CPU年表」の記事については、「CPU年表」の概要を参照ください。

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