1977~1985 (1代目~9代目)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 09:17 UTC 版)
「ビックリマン (シール)」の記事における「1977~1985 (1代目~9代目)」の解説
一連のシリーズの歴史は、ロッテの子ども菓子開発チームの「オリジナリティーがあって子供に愛され続ける物を作りたい」をコンセプトに、1977年に初代「どっきりシール」が発売されたことに始まる(シールのサイズは48mm四方)。これは、インクの染みやお金や画鋲などがリアルに描かれたイラストシールを壁や床に貼り、それを見た人を驚かせるというコンセプトであった。1979年に2代目「ウッシッシール」で初代のコンセプトを引き継ぎつつ、漫画系のイラストとなった。この時点で同じロッテより発売されていた既存の「はりはり仮面」シリーズとコンセプトは似たようなものになり、差異はシールの大きさと形といった程度になった。1980年に3代目「まんギャシール」で漫画とオリジナルギャグを組み合わせたシールでイラストとしての性質が強くなり、1981年に4代目「ジョーダンシール」でダジャレをイラスト化する、1981年に5代目「まねまねシール」で身近にある物を使ってキャラクターになりきる、1982年に6代目「特ダネシ写真シール」で実際の写真とイラストを組み合わせる、1982年に7代目「まじゃりんこシール」で動物の名前と物の名前を合体させてキャラクターを作る、1984年に8代目「かわりんごシール」で動物の名前と言葉を合わせたダジャレのイラスト、1985年に9代目「ギャグポスターシール」で標語やキャッチフレーズをダジャレにしてイラスト化するシールが作られた。 だが、初代の「どっきりシール」はそこそこ売れたものの、2代目以降は売り上げが右肩下がりになり、何度も発売中止の危機に追い込まれていた。それでも発売中止にならなかったのは、人気が無いからすぐに発売中止ではなく、一品一品を大切に育てていこうという開発チームの思いがあったからである。この失敗からダジャレを名前に組み込む、複数の物を組み合わせてキャラクターを作るなど、後に社会現象となるビックリマン固有のキャラの構成法が確立するに至った。 なお初代「どっきりシール」は、2003年に新シリーズ(復活!どっきりシール)が登場している。往年の絵柄をそのままに再現した復刻版だけではなく、携帯電話のボタンや付け爪など、時代の変化を感じさせる新規絵柄も追加された。
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