1968年から1969年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:03 UTC 版)
「AMC・AMX」の記事における「1968年から1969年」の解説
1968年と1969年モデルの全てのAMXは、290cu in(4.8L) (235hp (175 kW)、N-code)、343cu in(5.6L) (280hp(209kW)、T-code)、390cu in(6.4L)(315hp(235kW)、X-code) といった4-バレル・キャブレター付スモールブロックのAMC製V8エンジンを搭載し、これら全てが同じ大きさのエンジンブロックからの派生型であった。しかしこれら3種のエンジンの内部は大きく異なり、最小のエンジンは小径の吸気/排気バルブ、薄いブロックリブと鋳造製クランクシャフトを、343は大径の吸気/排気|バルブ、厚いブロックリブを、390は更に鍛造製クランクシャフトを持っていた。 ボルグワーナー製T-10型4速マニュアルトランスミッション(MT)が標準で、特製トラクションバー、2本出し排気管、トラクション効率の高い幅広タイヤといったものも同様に標準仕様に入っていた。 4-バレルの343と390エンジンで人気の「ゴー・パッケージ」(Go-Package )オプションでは、ディスクブレーキ、ツイングリップ(Twin-Grip)・デフ、赤リボンを付けた高性能タイヤを履いた「マグナム500」スタイルの鉄ホイール、太いスウェイバー付の強化仕様サスペンションやその他の高性能装備を備えていた。1969年1月から全てのMT装備のAMXがハーストパフォーマンス(Hurst Performance )製シフト装着となり、「シフト・コマンド」(Shift-Command )3速オートマチックトランスミッション(AT)(ボルグワーナー製のM-11B型又はM-12型)はフロアシフトのオプションとなった。 AMXの2年目のモデルイヤーでの変更点は極僅かであった。「ビッグ・バッド」(Big Bad )塗装(ネオン・ブリリアント・ブルー、同オレンジ、同レッド)が1969年モデル途中からオプションとなり、バンパーもボディと共色に塗装されていた。この塗装のオプションは1970年モデルにも引き継がれた。
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