1968年の主要チームのラインナップ
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「1968年南アフリカグランプリ」の記事における「1968年の主要チームのラインナップ」の解説
前年のチャンピオンのデニス・ハルムはブラバムを離れ、マクラーレンに移籍してオーナーのブルース・マクラーレンとニュージーランド・コンビを結成した。エンジンはこの年からロータス以外のチームへの供給を開始したDFVを搭載することになったが、開幕時点でDFV搭載の新車は完成せず、前年のM5A(BRMのV12エンジンを搭載)でハルムのみ参加した。そしてこの年からマシンのカラーリングがパパイヤオレンジに変わった。ブラバムはハルムに代わってヨッヘン・リントを迎え、オーナーのジャック・ブラバムとコンビを組む。クーパーはルドビコ・スカルフィオッティとブライアン・レッドマンが起用され、新たにBRMのV12エンジンを使用する予定だったが開幕に間に合わず、前年同様マセラティV12エンジンを使用する。フェラーリはクリス・エイモンが残留し、ジャッキー・イクスとアンドレア・デ・アダミッチが加入した。BRMはマイク・スペンス(英語版)が残留し、ペドロ・ロドリゲスが加入した。同社はH16エンジンの4バルブ版を開発していたが、本レースを最後に複雑怪奇なH16エンジンの使用を諦め、前年終盤にマクラーレンが使用していた2バルブのV12エンジンを使用することになった。そして新たにマトラがF1に本格参入した。実際には自社のV12エンジンを使用するワークスチームのマトラ・スポール(V12エンジンは開幕に間に合わず、暫定的に前年のF2用マシンMS7-フォードFVAで出走)と、セミワークスチームのマトラ・インターナショナル(本レースのみ暫定マシンのMS9を使用)の2チームによる参戦であった。前者はジャン=ピエール・ベルトワーズが起用され、後者はケン・ティレルがチームを率い、ドライバーにジャッキー・スチュワート、エンジンはDFVという強力な体制が敷かれた。ロータスはジム・クラークとグラハム・ヒル、ホンダはジョン・サーティースがそれぞれ残留し、イーグルはオーナーのダン・ガーニーが引き続きドライブする。
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