19年連続のプレーオフ進出
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「サンアントニオ・スパーズ」の記事における「19年連続のプレーオフ進出」の解説
2015-16シーズン は序盤から好調を維持し、勝率8割以上で迎えた、2015年12月7日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦では、フランチャイズ記録となる51点差を付けて、119対68で勝利した。12月14日のユタ・ジャズの勝利で、ポポビッチヘッドコーチの通算勝利数が1043勝となり、リック・アデルマンの記録を抜き、歴代8位となった。12月16日のワシントン・ウィザーズ戦の勝利で、開幕ホーム14連勝のフランチャイズ記録を達成した。ホーム連勝記録はその後も更新され、3月17日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦に勝利し、1976年にNBAに加入以来、現在所属の全チームに対して勝ち越し、連勝を34に、更に、3月19日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦で、NBA歴代1位となる高勝率チーム対決(合計勝率.882)を制し、35連勝と記録を伸ばした。3月23日のマイアミ・ヒート戦、25日のメンフィス・グリズリーズ戦と、ホームでの連勝は続き、開幕からホーム37連勝となり、96年にシカゴ・ブルズが達成したNBA記録に並んだ。またこの時点でNBA通算勝利数2,000勝に到達した。右足大腿四頭筋打撲で、3試合を欠場していたレナードが復帰した31日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で勝利し、開幕ホーム38連勝のNBA記録となり、次戦のトロント・ラプターズで、39連勝と伸ばしたが、4月10日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦に86-92で敗れ、遂に連勝記録はストップした。この時点で昨シーズンからのホーム連勝記録は48連勝であった。シーズンを跨いだホーム連勝記録は、2014-15シーズンから2015-16シーズンに続いたゴールデンステート・ウォリアーズの54連勝である。4月12日、最終ホームゲームとなったオクラホマシティ・サンダー戦でオーバータイムの末に勝利し、NBAシーズンホーム最多勝利記録であった1985-86シーズン、ボストン・セルティックスの40勝に並んだ。続く最終戦は、プレーオフに備え主力6名が休養する中、ダラス・マーベリックスに勝利し、フランチャイズ記録であった63勝を大きく上回る67勝15敗でレギュラーシーズンを締めくくった。NBA記録の73勝を挙げたゴールデンステート・ウォリアーズには及ばなかったものの、第2シードでプレーオフ進出を決め、19年連続のプレーオフ進出と17年連続のシーズン50勝以上を達成した。1回戦は、負傷者が続き主力のマーク・ガソル、マイク・コンリーを欠く第7シードのメンフィス・グリズリーズを圧倒しスイープした。カンファレンスセミファイナルは、ダラスを破り勝ち上がったオクラホマシティ・サンダーとの対戦となった。ここ5年で3度目の対決となったこのシリーズは、初戦はオルドリッジ、レナード、グリーンの活躍で124-92で圧勝したものの、第2戦最終版、オフィシャルのミスコールの不運に見舞われホームゲームを落とすと共に、終始、ダンカンを筆頭にディアウ、ウェストらフロントコート陣の不調が響き、スティーブン・アダムス、エネス・カンターのビッグマン2人への対応に苦しみ、第3戦はアウェイで辛勝し2勝1敗とリードするも、第4戦の接戦を落とすと、第5戦のホームゲームも91-95で連敗を喫し、結局、ケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルックのオールスターコンビの勢いを止めることは出来ず、第6戦は、前半で31-55、最終的に99-113で大敗し、2勝4敗でカンファレンスファイナルに進むことは出来なかった。そしてシーズン終了後の7月7日、ついにダンカンが引退を表明し、1つの時代に幕が降りた。
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