13王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 03:12 UTC 版)
HL(ヘルサレムズ・ロット)で知られる人類の領域をはるかに超えた魔術や能力を持つ存在の中でも、とりわけ厄介な13人の総称。超初期に現れた完成度の高い血界の眷属13体を指す「13人の長老(エルダーズサーティーン)」とは異なる存在。 堕落王フェムト(Femt,the King of Depravity) 声 - 石田彰 魔導を極めた、HL(ヘルサレムズ・ロット)を代表する希代の怪人。「千年生きてあらゆる魔導を練り上げた」「血界の眷属(ブラッドブリード)」とも噂される謎多き存在。 破壊や混乱を楽しむふざけた性格で、嫌いなものは「退屈」と「普通」。退屈さゆえに片手間で大惨事を引き起こす魔獣を合成してばら撒くなど、その行動は常軌を逸する。 その一方で自分が認めた者に対しては相応の礼儀を以て接することもある。 偏執王アリギュラ(Aligura,the Queen of Monomania) 声 - こおろぎさとみ ゴスロリ服を着た少女。非常に短絡的かつ直情的な思考だが、反して「神」の領域に届く御業でもってその思考を実現してしまう危険人物。 「理想の内面」を持つ恋人のブローディを生きたまま血液に錬成し、「理想の外見」のハマーの中に移植した張本人。現在もブローディ&ハマーに強い偏執を抱いており、自ら乗用車を捕食して巨大化するモンスタートラックで彼らが収監されているパンドラムに襲撃をかけるものの返り討ちにあい、HL(ヘルサレムズ・ロット)外まで吹き飛ばされた。 過敏王ゼオドラ 「人狼大作戦」に登場。 神経組織の塊を翼の様に生やした男。13王の中でも一際扱いにくいとされ、HL(ヘルサレムズ・ロット)の全てを知覚し発狂と覚醒を繰り返しているとも言われている。彼と取引する事で、超知覚を手に入れる事が出来る。 絶望王(XXXX / BLANK) 声 - 釘宮理恵 テレビアニメ版オリジナルキャラクターにして、オリジナルエピソードの敵役。 数多の人間の肉体を渡り歩く実体なき存在。作中ではブラックの肉体に憑依している。口癖として「俺の名前を当ててみろ」という趣旨の言葉をたびたび口にする。 「フォーレン」「悪魔」「ブルー」など数多くの名前を持つとされ、フェムトには古くから人界を観測し続けた「ウォッチマン」とも呼ばれる。太古から人間の絶望に直面し続けたことで、自らもまた深い絶望にとらわれていたが、自分の既成概念を破壊する「大崩落」の光景に心を揺さぶられる。半神召喚事件の際にレオの義眼に目をつけ、フェムトとアリギュラを巻き込んで第二次大崩落を引き起こそうとした。さらなる絶望を呼ぶ第二次崩落を希求する反面、自らを絶望から救い出す「希望」を待ち望んでおり、クラウスとレオにその期待を託し交戦した結果、事件から手を引いた。事件後はブラックの肉体を手放し、別の人間に憑依してHL(ヘルサレムズ・ロット)に残留している事が示唆されている。
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