10球団への拡張とは? わかりやすく解説

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10球団への拡張(第1次エクスパンション)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 01:03 UTC 版)

1960年のメジャーリーグベースボール」の記事における「10球団への拡張(第1次エクスパンション)」の解説

ワールドシリーズ終わって4日後の10月17日ナショナルリーグオーナー会議シカゴ開かれた。この席で1962年シーズンから10球団制を採用することを全員一致決議しリーグ会長ウォーレン・ジャイルズ4年以内更なる拡張(12球団制)もあり得ることも仄めかしていた。新し加盟球団ヒューストンニューヨークとし、それぞれにフランチャイズ与えられた。 一方アメリカンリーグは、9日後の10月26日ニューヨークでオーナー会議開き翌年1961年シーズンから10球団構成として早ければ次の1962年から12球団制にすることも合せて確認した。また新規球団加盟のみでなく、1901年リーグ創設から加盟していたワシントン・セネタースミネアポリス=セントポールへの移転認めその後空席となったワシントン改め球団を置き、もう一つ論議呼んでいたロサンゼルス新しフランチャイズ設定することに決めた。このロサンゼルスフランチャイズを置くことは最初から難航したドジャースウォルター・オマリーは「3年前本拠地移転パシフィックコーストリーグ45ドル損害補償を、弁護士ほかに30ドルを、仮本拠地コロシアム改築15ドルを、そして新球場ドジャースタジアム建設にも相当額支出した少なくともドジャースタジアム完成しドジャース2年間使用した後でなければアメリカンリーグ球団迎えるわけにはいかせない。」と述べた。「大リーグ規則」には「一方リーグ球団が、他方リーグ球団が既に本拠地としている都市フランチャイズ敷設するためには両リーグ全球団の承諾が必要である」という規定があり、事態憂慮しアメリカンリーグ当事者からはロサンゼルス断念して、しばらくの期間は両リーグを9球団制にしてシーズン中に両リーグをまたぐ対戦カード(インターリーグ)を組む提案出したが、ナショナルリーグ側が拒否して暗礁に乗り上げた12月5日から3日間、セントルイス開かれたリーグ合同会議でも一時険悪な雲行き覆われたが、コミッショナー仲介ナショナルリーグニューヨーク加盟アメリカンリーグロサンゼルス加盟引き換え条件認め合うことで決着した。また新しい「大リーグ規則」を作ってフランチャイズ侵害について一律に10万ドル損害賠償金以前マイナーリーグ支払った損害賠償半額新規球団要求できる」と規定し、「人口240万人上の都市では所属異な2つ目の球団置かれる場合他方リーグ承認を必要としないが、それ以外条件場合他方リーグの4分の3以上の球団承認を必要とする」「双方本拠地球場は5マイル以上離れていること」「如何なる都市3つ上の球団持てない」などの規則追加された。

※この「10球団への拡張(第1次エクスパンション)」の解説は、「1960年のメジャーリーグベースボール」の解説の一部です。
「10球団への拡張(第1次エクスパンション)」を含む「1960年のメジャーリーグベースボール」の記事については、「1960年のメジャーリーグベースボール」の概要を参照ください。

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