国立レッドモヌッカ【クニタチレッドモヌッカ】(果樹)
![]() |
登録番号 | 第13890号 |
登録年月日 | 2006年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | ぶどう | |
登録品種の名称及びその読み | 国立レッドモヌッカ よみ:クニタチレッドモヌッカ |
|
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 澤登千恵子 | |
品種登録者の住所 | 東京都国立市西2丁目29番地の60 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 澤登晴雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「デラックスマスカット(デラウェア×ネオマスカット)」に「マドレスフィールドコート」と「オパーレ」の混合花粉を交配し得られた実生に赤色のモヌッカ系実生系統を交配して育成されたもので、果皮の色が紫赤、果粒が長楕円で大粒の試作地(愛知県東海市)では8月中旬に成熟する極早生種である。樹の広がりはかなり大、樹勢は強である。熟梢の太さは中、色は黄褐、節間横断面の形は楕円、表面の形状は細溝あり、幼梢先端の色は黄緑、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は少、花性は両性、花粉の多少は中である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は5片、葉身横断面の形は波打ち、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻の一般的な形は閉じる、成葉上裂刻の一般的な形は開く、成葉の大きさは中、上面の色は黄緑、葉柄の色は淡紅、下面葉脈間、下面主脈上及び葉柄の綿毛の密度は無~極粗、中肋に対する葉柄の長さの比は短、葉柄の太さは細である。穂梗の太さは中、長さは極長、色は淡緑である。果房の形は有岐円錐、大きさはかなり大、長さ、着粒の粗密及び果梗の太さは中、果梗の長さは長、色は黄緑である。果粒の形は長楕円、大きさは大、果皮の色は紫赤、果粉の多少は中、果皮の厚さは薄、果皮と果肉の分離性は難、果肉の色は不着色、肉質は崩壊性、甘味は中、酸味は極少、渋味は少、香気は無、果汁の多少は少である。種子の数は中、形は長、大きさは中である。発芽期は早、開花期は中、成熟期は極早で試作地においては8月中旬である。果実の着色の難易は直光着色、花振いの多少及び無核果粒の混入は中、裂果の多少は多、果梗の強さは弱、果梗と果粒の分離は中である。「マスカット・トーキョウ」と比較して、葉柄裂刻の一般的な形が閉じるであること、果粒の形が長楕円であること等で、「リザマート」と比較して、葉柄の太さが細いこと、果粒が小さいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、育成者のほ場(東京都国立市)において、「デラックスマスカット(デラウェア×ネオマスカット)」に「マドレスフィールドコート」と「オパーレ」の混合花粉を交配し得られた実生に育成者が昭和49年にアフガニスタンより導入した赤色のモヌッカ系実生系統を交配したもので、平成3年に育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「マドンナ」であった。 |
- 国立レッドモヌッカのページへのリンク