X線回折とは? わかりやすく解説

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エックスせん‐かいせつ〔‐クワイセツ〕【X線回折】

読み方:えっくすせんかいせつ

X線が示す回折現象また、これを利用して物体原子配列非晶質液体構造など調べること。


X線回折

英訳・(英)同義/類義語:X-ray diffraction

結晶中をX線通過すると、X線は波としての性質示し結晶中に規則正しく並んだ粒子のそばを通過するときに曲がり込み回折し)、結晶中の粒子配置対応した様々な強度の点として現れる像を示す。この点の分布強度から、元の結晶中の粒子分布求めることが可能であり、タンパク質のような高分子でも結晶中の原子の分布、つまり分子全体立体構造再現することができる。この方法により、DNAはじめとして多くタンパク質立体構造決められており構造生物学という学問分野基礎となっている。
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現象や動作行為に関連する概念:  S型  XO型  XY型  X線回折  ZO型  ZW型  えら呼吸

X線回折

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/13 04:35 UTC 版)

X線回折(エックスせんかいせつ、: X‐ray diffraction、XRD)は、X線結晶格子回折を示す現象である。


  1. ^ 井田隆「粉末回折法の使い方(5)ー 物質の同定と定性分析,データベースの利用 ー」『Journal of Flux Growth』第5巻第2号、日本フラックス成長研究会、2010年、pp. 50-51。 
  2. ^ 表和彦「入門講座 界面のはかりかた 微小角入射X線回折で界面の構造をみる」(PDF)『ぶんせき』2006年第1号、日本分析化学会、2006年1月、2-8頁、ISSN 03862178NAID 10017165528CRID 1520853832292206720 



X線回折

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 08:33 UTC 版)

格子欠陥」の記事における「X線回折」の解説

電子顕微鏡同じく回折コントラストとして観測される。厚い試料用いられ欠陥密度小さ場合に有効である。

※この「X線回折」の解説は、「格子欠陥」の解説の一部です。
「X線回折」を含む「格子欠陥」の記事については、「格子欠陥」の概要を参照ください。

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