E-2C
航空作戦を効果的に遂行する使命を担った早期警戒機です
E-2C早期警戒機の役割は多岐にわたります。低空侵入機の早期発見、そしてその対処の迅速化、陸・海部隊との作戦連携、捜索・救難・指揮の円滑化、陸上レーダーサイト機能の代替、通信の中継など、航空作戦を効果的に遂行する使命を担っています。昭和62年から実戦配備され、現在13機が運用されています。また米海軍が配備しているE-2CグループⅡの性能向上型であるホークアイ2000と同等機能にアップグレートされた改修型機は、平成17年から部隊配備されています。
分類 | 早期警戒機 |
乗員 | 5人 |
全幅 | 24.6m |
全長 | 17.6m |
全高 | 5.6m |
自重 | 約17.2t |
エンジン | 2基 |
名称 | T56-A-425 |
出力 | 5,100e shp/1基 |
型式 | ターボロップ・エンジン |
全備重量 | 約23t |
性能 | |
最大速度 | 325kt(約600km/h) |
巡行速度 | 268kt(約500km/h) |
最大航続距離 | 2,550km |
飛行時間 | 約6時間(哨戒4時間) |
主要装備 | 長距離捜索レーダー APS-138 レーダー逆探装置 ALR-73 データリンク装置 ARC-158,ARQ-34ほか |
E-2 (航空機)
(E-2C から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/04 02:12 UTC 版)
アメリカ海軍のE-2C
- 1 E-2 (航空機)とは
- 2 E-2 (航空機)の概要
E-2C
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 08:16 UTC 版)
1971年からはC型が生産されている。C型ではエンジンが強化され、陸上低空目標捜索能力が優れたAPS-120を搭載し、胴体の冷却気取入れ口も改修されている。機首はALR-59PDS(パッシブ探知装置)を装備したことにより形状が変化しておりA/B型との相違点のひとつとなっている。 C型のレーダーや電子機器は順次改良されており、グループ0からグループ1、グループ2と分類されている。APS-120レーダーは、APS-125,138(グループO)へとアップグレードされ、1989年からはさらに高能力でECMにも強いAPS-139レーダーとALR-73PDSを搭載し、エンジンも強化されたグループI(163535以降)が18機引き渡された。1991年からは、APS-145搭載のグループ2となっている。 1994年からはグループ2の能力向上としてホークアイ2000計画が行われている。これは、コンピューターを換装し、胴体下部にはAN/USG-3共同交戦送信処理セット(CEC能力用)用のアンテナを追加して共同交戦能力(CEC)への対応した。共同交戦能力を有している。2001年より部隊配備が開始されている。このほか、アメリカ海軍の機体においては1997年よりNP2000と呼ばれる、全複合材製の八翅の新型プロペラの研究が行われ2006年からプロペラの換装が行われている。
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