100E (1953–59)
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「フォード・プリフェクト」の記事における「100E (1953–59)」の解説
終戦後、小型車はもとより、大型車も1930年代後期の設計のV型8気筒車「パイロット」を生産し続けた英国フォードであったが、1950年に中級クラスの4気筒「コンサル」・6気筒「ゼファー」の兄弟モデルを発表した。両モデルにおけるOHVの新型エンジンとモノコック構造の合理的なポンツーン・ボディ、そして当時最新鋭のマクファーソン・ストラット独立懸架による前輪独立懸架導入は、それまで英国民族資本各車以上に保守的であった英国フォード車のイメージを一変させた。 コンサル・ゼファーの成果を取り入れるかたちで、プリフェクトとアングリアについても1953年に至り、大幅に改良された完全戦後型モデルが登場する。旧式のセパレートフレームからモダンなポンツーン形モノコック構造となり、サスペンションもフロントがコイルによるマクファーソン・ストラット独立懸架に変更された。ブレーキはガーリング(Girling)製の油圧ブレーキによる4輪ドラム式に進化し、市場競争力を確保した。しかし、1172ccの直4エンジンは在来型改良の旧式SVのままであった。プリフェクトはアングリアの4ドア版という位置付けであったが、前後の意匠も違っていた。
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