100BASE-T2
100BASE-T2とは、IEEE 802.3yとして標準化された最大伝送速度100MbpsのEthernetの規格である。最長伝送距離は100メートルである。
100BASE-T2は、Ethernetの規格を100Mbpsの転送速度に対応させた「Fast Ethernet」規格の一種である。100BASE-T2では、伝送路としてカテゴリ3で信号線が2対だけの10BASET-T用ツイストペアケーブルがそのまま利用できる。
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100BASE-T2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 01:05 UTC 版)
「100メガビット・イーサネット」の記事における「100BASE-T2」の解説
1997年にIEEE 802.3yとして標準化し、2003年9月に更新停止となった方式。伝送路としてカテゴリ3のUTPケーブルを用いての全二重通信が可能となった。 100BASE-T2のPAM5割当て100BASE-T2 シンボル000 001 010 011 100 (ESC) PAM5 信号レベル0 +1 -1 -2 +2 ツイストペアのうち2対4線を使い、ハイブリッド回路によるエコー除去によって2対を同時に送受信に用いている。符号処理では、25MBaudの回線速度でPAM5として2対に並列送信する。主データはスクランブル処理で0/1の連続が少ない形式に変換し、2ビットずつ先頭に0を付加したシンボルを送付する。データ開始・終了・エラー状態ではESCシンボルが使われる。必要となるケーブル周波数はシンボルレートの1/2に相当する12.5MHzとなっている。 普及しなかったが、この方式が後発の1000BASE-Tで一部流用されている。
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