魔道国家ステングレア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 06:09 UTC 版)
「神様は異世界にお引越ししました」の記事における「魔道国家ステングレア」の解説
標高の高い開けた台地の内陸の大国。かつて腐敗と虚栄が固まった国と呼ばれたが、キノセトル争奪戦争を起こし、大量破壊魔法を使用したため、神の怒りにふれたと認識されたことで、国王と側近が粛清された。支配者が消えた国をドワーフの一兵士だったギノンベイル・ステングレアが国王に就任し、まとめた。その過去の過ちから、見放された土地に誰も手を出さないよう隠密達で目立たず監視と防衛してきたが、水中の探知が苦手である。原因国のくせにという批判はあるが、実は時おり訪問する天使には伝えて了解を得ている。すべての神がこの世界から去らないか恐れている。紙陣魔法が盛んだが、大きなものが動かせないという欠点がある。紙に墨などで陣と呼ばれる文様を書き、そこに魔力を流し起動させる。陣の線に沿って魔力を流すが、完全に制御できない魔力や余剰な魔力が光や熱になって発散され、制御ミスや魔力が大きすぎると、紙が燃えたりする。その困難さから上位者でもほぼ必ず光と熱が出る。紙、陣は大きく描写が太いほど扱いやすいが通常のサイズはA4くらいである。 ギノンベイル・ステングレア キノセトル争奪戦争での支配層粛清後に一兵士からステングレア王となる。エルフと同じ200年の寿命を持つドワーフの男で登場時120歳。樽のような体型に、筋骨逞しい身体でまだ働き盛りである。 “紙くずの”紙雪斎 ステングレア諜報集団の王立魔道院筆頭で他の隠密を指揮する狼人族の男性でこの種族は腕の欠損や腹部の大きな損傷でもすぐに再生し、一生、外見年齢が固定できる。紙陣魔法の名手で“紙くずの”紙雪斎とあだ名される。1cm正方の最小の紙陣も使いこなし、熱も光も出さずに制御できる。種族特有の高い身体能力と、卓越した魔法センスで戦う。物事を深く考えるのは苦手で大きな判断は人間に任せるべきだと思っている。魔法力以外に部下の補助魔力や気の流れも利用できる。 “蛍火の”マイン・ボマー ステングレア王立魔道院の次席の女性。ステングレアの軍事の名門貴族のボマー家の娘であり、紙陣魔法の天才で蛍ほどの光と熱しか発さず術を扱え“蛍火の”あだ名がつくが、今代の紙雪斎にまったく敵わず尊敬するようになり恋心も抱いている。見放された土地・守備隊にも参加する。
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