鬼庭家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 17:49 UTC 版)
「独眼竜政宗の登場人物」の記事における「鬼庭家」の解説
鬼庭左月(おににわ さげつ) 演:いかりや長介 伊達家重臣。綱元の父。輝宗に登用された気性の荒い猛将で虎哉宗乙を「クソ坊主」と罵っているが、虎哉に一喝された際には、コメディアンいかりやの本領発揮と言えるコケ芸を披露している。輝宗と義姫の間になかなか第2子が生まれないことを気にかけ、遠藤基信と相談し娘の喜多を輝宗の寝所に向かわせたこともある。基信亡き後は人取橋の戦いにて自ら殿役を買って出て討ち死にし、その後を追った。鬼庭家の当主は代々長寿で、綱元は「父、左月は七十四で若死にいたしました」と太閤に語った。 左月と喜多・綱元・小十郎の関係について、作中では「左月は最初の正妻との間に喜多を設けるが男子は生まれず、側妻との間に綱元が生まれると左月は正妻を喜多共々離縁、綱元の母を正妻に直した。離縁された喜多の母は娘を連れて片倉家に再嫁し小十郎を生んだ」、と説明される。従って綱元と小十郎には直接の兄弟関係はなく、二人が対立した時期もあったが、喜多は二人に自分から見れば綱元は異母弟、小十郎は異父弟なのだから、自分を挟めば兄弟同然と諭した。 茂庭綱元(もにわ つなもと) (鬼庭綱元 → 茂庭綱元) 演:村田雄浩(少年時代:宮田猛) 片倉小十郎、小原縫殿助と共に梵天丸(政宗)の守役として虎哉のもとで学んでいるが、実際には政宗との年齢差は18歳近く離れており、腹違いの弟・小十郎より8歳年上で輝宗より5歳下である。政宗の家督相続を機に鬼庭家の家督を相続。評定衆の一人となる。後に成実、小十郎と並ぶ伊達家三家老の一。一時は小十郎の台頭を快く思わなかったが、家督相続と小十郎の結婚を機に氷解。共に協力し伊達家を守り立てようとする。 小十郎は最後まで綱元を立てていた。政宗毒殺未遂事件によるお家騒動の際には、政宗の実弟・小次郎を斬ることを提案。将棋の名人で太閤・秀吉との賭け将棋に勝ち、愛妾の香の前を譲り受ける。その際、「鬼が庭にいるのは不吉」として秀吉から「茂庭」に改姓させられた。また、成実の行方を探すために政宗から暇をもらったとされている。 香の前(こうのまえ) 演:高師美雪 政宗の側室。賭け将棋に勝った政宗が太閤より下げ渡された側室。懐妊後は茂庭綱元に預けられる。 伊達宗根(だて むねもと) 演:水本隆司 政宗の落胤。通称「又二郎」で、政宗嫡男・忠宗とは同い年。政宗が香の前に産ませた庶子だが、世間を憚りすぐには認知できず、身の安全の為母子共々綱元に預けられ岩出山で育てられた。大坂夏の陣では政宗の子の中で唯一人従軍する。
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