鬼平犯科帳 「二人女房」 あらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/24 15:40 UTC 版)
「彦島の仙右衛門」の記事における「鬼平犯科帳 「二人女房」 あらすじ」の解説
高木軍兵衛再登場。以前より剣の腕を上げ、用心棒の仕事もすっかり板についている。 ある夜、用心棒をしている店の従業員達が、向かいの店に盗賊が押し入ったらしいと騒いでいる。戸口の隙間から覗き見ると盗賊たちが逃げていくところだった。 軍兵衛は一人で盗賊たちを追いかけ、追いついて二人を切り倒した。その他の盗賊たちは逃げたが、その中に佐吉という、かつて軍兵衛と街道筋で強請りやたかりを一緒に働いた男が居た。 佐吉は盗賊彦島の仙右衛門の手下であった。彦島の仙右衛門一味は、女房のお増は仙右衛門が囲い込んでいる妾を殺したいと思っており、またお頭の金の分配等のやり方が気に入らないという手下たちが出てきており内紛が顕在化してきた。佐吉は一気に頭の跡目を奪おうと画策する。そのためにかつての弱みを握っている軍兵衛を殺し屋として利用しようと近づいてくる。 気持ちが正直で根っからの悪人ではない軍兵衛は苦悩する。おまさから様子がおかしいとの勘働きを聞いた平蔵は彦十たちに軍兵衛を見張らせると共に、火盗改方役宅にも呼びつけて軍兵衛に事情を問う。 盗賊一味の中の内紛には裏の裏があって佐吉の筋立て通りにはならず、事態は複雑な展開となる。 一方、平蔵は軍兵衛を利用して、それまで一度も捕まったことがない彦島の仙右衛門一味を捉えることを画策していた。
※この「鬼平犯科帳 「二人女房」 あらすじ」の解説は、「彦島の仙右衛門」の解説の一部です。
「鬼平犯科帳 「二人女房」 あらすじ」を含む「彦島の仙右衛門」の記事については、「彦島の仙右衛門」の概要を参照ください。
- 鬼平犯科帳 「二人女房」 あらすじのページへのリンク