鬼の間とは? わかりやすく解説

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おに‐の‐ま【鬼の間】

読み方:おにのま

《壁に、白沢王(はくたおう)が鬼を切る絵が描かれていたところから内裏清涼殿の西庇(にしびさし)の南端にある一室


鬼の間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 22:31 UTC 版)

鬼の間(おにのま)とは、京都御所において仁寿殿の西、後涼殿の東にある清涼殿の中の南西隅の部屋。すなわち清涼殿の裏鬼門の位置にある。[1]


  1. ^ a b c d 小池康寿 2015, p. 30.
  2. ^ a b c d e f 小池康寿 2015, p. 31.
  3. ^ a b 清家清 1989, p. 46.
  4. ^ a b 清家 1989, p. 46.
  5. ^ a b 小池 2015, p. 28.
  6. ^ 小池康寿 2015, p. 32.
  7. ^ 小池 2015, p. 33.


「鬼の間」の続きの解説一覧

鬼の間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 00:43 UTC 版)

清涼殿」の記事における「鬼の間」の解説

古来から日本に伝わる家相では、北東鬼門みなされ京都御所築地塀の「猿ヶ辻」が基になっているが、清涼殿内部には鬼の間が存在した清涼殿南西隅、すなわち裏鬼門位置にある。大和絵師、飛鳥部常則康保元年964年)に鬼を退治する白沢王像を描いたとされる順徳天皇著した禁秘抄』に絵について記述がある。壁に描かれていた王は、一人で剣をあげて鬼を追う勇姿であり、それを白沢王といい、古代インド波羅奈国はらなこく)の王であり、鬼を捕らえた剛勇武将であると言う説がある。現在の建物(鬼の間)に、白澤王の絵は描かれていない。なお、江戸中期随筆夏山雑談」には、白沢王李将軍、「白澤王」としても記されている。昭和43年皇居東御苑一般公開されたが、京都御所GHQ管理下でありながら昭和21年11月一般公開されている、しかし現在でも鬼の間は一般公開されていないと、述べている。これについて、家相研究する小池康寿は著書日本人なら知っておきたい正し家相の本』において、京都御所天皇家が鬼の災い、神の祟り自然災害火災、疫病蔓延)を恐れて築地塀凹ませていたとするより、庶民災厄及ばぬように皇室一手凹み猿ヶ辻)で受けとめ、御所内部清涼殿の鬼の間に導いて鬼を切り倒すことで世の安泰願っていた(宮中祭祀)と解釈した方が自然であると論じ、外から見た御所の塀の凹みのみに注目した庶民単純な考え鬼門除け発想繋がった考えるのが理に適うとしている。

※この「鬼の間」の解説は、「清涼殿」の解説の一部です。
「鬼の間」を含む「清涼殿」の記事については、「清涼殿」の概要を参照ください。

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