高裁控訴中の死刑判決事件被告人一覧(4人)
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事件名(被告人名)第一審判決日・裁判所名控訴審日程・裁判所名事件発生日収監先備考※日置市5人殺害事件 (I) 2020年12月11日鹿児島地裁死刑 控訴中・福岡高裁宮崎支部 2018年3月31日 - 4月6日 鹿児島拘置支所 2018年3月31日に祖母と父親を絞殺して死体を近くの山中に遺棄したほか、同年4月6日に伯母姉妹と知人男性を殺害した。 ※三春町ひき逃げ殺人事件 (M) 2021年6月24日福島地裁郡山支部死刑 控訴中・仙台高裁 2020年5月31日 福島県田村郡三春町の国道288号沿いで、清掃活動中の男女を「刑務所に戻りたい」という理由から、わざとトラックではねて殺害した殺人罪などに問われている。弁護側は確定的な殺意を否定し、「無期懲役が相当」と主張していたが、福島地裁郡山支部は「被害者を死亡させる蓋然性が高いことを認識した上で、意図的に残虐で身勝手な犯行におよんだ」として死刑を言い渡した。福島県内での死刑判決は、1978年以降で9例目(裁判員裁判では、福島県会津美里町夫婦殺害事件の死刑囚Tに次ぎ2例目)である。 ※日立妻子6人殺害事件(小松博文) 2021年6月30日水戸地裁死刑 控訴中・東京高裁 2017年10月6日 水戸刑務所 日立市の県営アパートで妻子6人を殺害し、建物に放火した。起訴後の2018年11月に心肺停止状態になり、その後遺症で事件当時の記憶が欠落したが、水戸地裁は「弁護人の援助や裁判所の支援があれば、意思疎通は十分可能」として、「訴訟能力がない」として公訴棄却を求めた弁護人の訴えを退け、死刑を言い渡した。 工藤會による市民襲撃事件(野村悟) 2021年8月24日福岡地裁死刑 控訴中・福岡高裁 1998年2月 - 2014年5月 福岡拘置所 特定危険指定暴力団「工藤會」の総裁(トップ)。ナンバー2である田上不美夫(工藤會会長)とともに、以下4件の市民襲撃事件を組員に指示して実行させたとされる。1998年2月18日 - 北九州元漁協組合長射殺事件(殺人・銃刀法違反) 2012年4月19日 - 北九州市小倉南区における福岡県警元警部銃撃事件(組織犯罪処罰法違反・銃刀法違反) 2013年1月28日 - 福岡市博多区における女性看護師刺傷事件(組織犯罪処罰法) 2014年5月26日 - 北九州市小倉北区における男性歯科医刺傷事件(組織犯罪処罰法)4事件とも無罪を主張していたが、福岡地裁(足立勉裁判長)は「工藤會は上意下達の厳格な組織で、すべてトップの野村が犯行を指揮した」と認定し、野村に死刑を言い渡した。
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