市民襲撃事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 15:02 UTC 版)
野村は4件の市民襲撃事件で、会長の田上不美夫とともに殺人罪・組織犯罪処罰法違反・銃刀法違反の罪に問われた。刑事裁判の第一審は、福岡地裁第3刑事部(足立勉裁判長)に係属した。なお、福岡地裁は初公判前に、工藤會の構成員が裁判員に危害を加える虞があるとの判断から、野村と田上の公判を裁判員裁判の対象から除外することを決定している。そのため、野村と田上の公判は職業裁判官のみで審理されることになった。 野村は2019年(令和元年)10月23日に開かれた第一審の初公判で、4事件すべてについて無罪を主張した。それ以降、公判は2021年3月の結審まで計62回にわたって開かれた。なお逮捕後、野村と田上は弁護人以外との接見を禁止されていたが、2020年9月に第一審の証拠調べが終わったことで接見禁止を解除された。それ以降、野村が収監されている福岡拘置所には、工藤會関係者や全国の暴力団幹部が相次いで接見に訪れており、野村の影響力は2021年8月時点でも強く残っているとされる。 2021年(令和3年)1月14日に開かれた論告求刑公判で、検察官から死刑を求刑された。
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