驚異の33連勝とは? わかりやすく解説

驚異の33連勝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 02:47 UTC 版)

1971-1972シーズンのNBA」の記事における「驚異の33連勝」の解説

1960年代ボストン・セルティックス前に尽く優勝阻まれ悲運チームロサンゼルス・レイカーズリーグ前々季のニューヨーク・ニックス、前季のミルウォーキー・バックスと、新興チーム初優勝続き主力選手高齢化したレイカーズ優勝の機を逸し斜陽の時を迎えたかにみえた。しかしこのシーズンレイカーズは驚異の33連勝を記録する不滅記録として現在まで破られていないこの連勝は、ある一人偉大な選手引退から始まった。 このシーズンからレイカーズ新たなヘッドコーチ迎えたその人物はセルティックス王朝前期主力選手としてレイカーズ前に立ちはだかったビル・シャーマンだった。レイカーズにとって仇敵とも言えるヘッドコーチ就任に、ややぎこちなく始まったレイカーズの新シーズン序盤は、6勝3敗とまずまず出だしだった。しかし開幕9試合目となるゴールデンステート・ウォリアーズ戦を敗北終えた後、レイカーズ長らく支えてきたエルジン・ベイラー引退を表明した。 レイカーズミネアポリス本拠地置いていた1958年入団して以来レイカーズ一筋プレイし、10年連続オール1stチーム入り果たし盟友ジェリー・ウェストと共にセルティックス戦の最前線立ち続けてきたベイラーは、キャリア晩年膝の故障苦しみ、ついに優勝の味を知らないまま引退することとなった長年渡ってレイカーズ支え続けたベイラー引退チームメイトたちに大きな衝撃もたらした。そしてチーム堅い結束呼び、後の偉大な記録呼び水となった連勝始まりベイラー引退試合となったウォリアーズ戦から5日後、11月5日ボルチモア・ブレッツ戦だった。突如として始まったレイカーズ連勝記録12月14日ポートランド・トレイルブレイザーズ戦で当時最長記録で前季に記録されミルウォーキー・バックス22連勝並び、続くウォリアーズ戦で更新したレイカーズ連勝は年を跨いだ1972年入って続いた。 新HCビル・シャーマンチーム改革進めた。ベテランフォワードで得点力もあったハッピー・ハーストンリバウンド専念させることで大黒柱ウィルト・チェンバレンサポートをさせ、強固なゴール下を構築させた。オフェンスジェリー・ウェストゲイル・グッドリッチバックコート陣が担い、特にグッドリッチ大幅にアベレージ伸ばして25.9得点記録しチームのリーディングスコアラーになった。この4人にフォワードジム・マクミリアン加えたスターター5人は毎試合35分以上出場しており、この5人だけでレイカーズ快進撃支えていると言っても過言ではなかった。 レイカーズ連勝留まることを知らず、年を跨いだ1972年入っても止まらなかった。1月冒頭から突入したロード6連戦の2戦目、1月7日アトランタ・ホークス戦を134-94で圧勝し連勝記録33連勝伸ばしたレイカーズ1月9日、前季王者ミルウォーキー・バックス対戦当時最も豪華なカードであったこの対戦で、カリーム・アブドゥル=ジャバーオスカー・ロバートソン率いバックスがようやく120-104でレイカーズ降したレイカーズ連勝記録33ストップしたが、彼らは約2ヶ月もの間無敗誇った。この33連勝NBAのみならず、現在も破られることのないアメリカプロスポーツ史上最長記録である。勝ちに勝ったレイカーズはこのシーズン69勝をあげ、これは当時最多記録であった

※この「驚異の33連勝」の解説は、「1971-1972シーズンのNBA」の解説の一部です。
「驚異の33連勝」を含む「1971-1972シーズンのNBA」の記事については、「1971-1972シーズンのNBA」の概要を参照ください。

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