駅への入口
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 07:57 UTC 版)
「ブリストル・テンプル・ミーズ駅」の記事における「駅への入口」の解説
現在は、かつての貨物取扱所の跡に建てられたテンプル・クエイオフィス地区や、ブリストル港にあるフェリーボートの着岸場からも駅に入ることができるが、従来からある主要な駅への入口はテンプルゲートである。2008年までイギリス帝国連邦博物館として用いられていた、イザムバード・キングダム・ブルネルによるテューダー様式の当初の駅舎の建物はこの入口道路に面しており、また出発する乗客向けの入口として使われてきたアーチが北側に、到着する乗客向けの出口として使われてきたアーチがこれと反対側にあったが、このうち後者は1870年代の拡張で撤去された。 この建物の反対側には、ブリストル・ハーバー鉄道の橋の両側に分かれて、1870年代に建設されたグロスベナーホテル (Grosvenor Hotel) と、廃業したジョージ鉄道ホテル (George Railway Hotel) がある。ブルネルを記念して「無茶な技術者」(Reckless Engineer) と名づけられたモダンなパブが、駅へ上がっていくアプローチの道に面して存在する。 この駅へのアプローチの右側の低い位置に、サミュエル・フリップによって設計されて1930年代に建てられた、コレット・ハウス (Collet House) として知られるブリティッシュ・アンド・エクセター鉄道のオフィスビルがある。そしてその向こうに使われなくなった小包扱い所がある。左側はブルネルによる当初の駅舎である。トレインシェッドは幅72 フィート(約22 m)で、木製のボックスフレームの屋根と、テューダー様式のアーチの上にハンマービーム (Hammerbeam roof) に擬した鋳鉄の梁でできている。これはイングランドにおいて最も幅の広いハンマービームの屋根であると考えられており、駅の大部分と同様に1級の史跡に指定されている。また、グレート・ウェスタン鉄道の世界遺産への指定が提案されており、このトレインシェッドもその一部として挙げられている。アプローチの坂道の終わりの左側に、屋根付きの駐車場の入口があり、これは当初の駅舎とフォックスによる1870年代の拡張をつないだ部分になっている。 前方には小塔の付いた本駅舎があり、右側の平坦な場所はブリストル・アンド・エクセター鉄道の駅舎の跡である。このエリアの地下には、1878年から駅が拡張された1935年まで、旅客用の地下通路があった。
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