頼岳寺
頼岳寺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 08:50 UTC 版)
詳細は「頼岳寺」を参照 頼水は新たな菩提寺として寛永8年(1631年)に頼岳寺を創建している。少林山頼岳寺は曹洞宗(禅宗)に属し、本山は永平寺(福井県)と總持寺(神奈川県)、開山(初代住職)は雙林寺(群馬県)十三世大通関徹大和尚。高島藩主諏訪家墓所(温泉寺 (諏訪市)墓所と頼岳寺墓所〈諏訪氏頼岳寺廟所〉の一括指定)が国の史跡に指定されている。 頼岳寺の別名は「鵞湖禅林」といい、鵞湖とは諏訪湖のことで、寺から眺めることができる。湖の形が鵞に似ていたためにそう呼ばれていた。 本堂左後方にある廟所(国指定史跡)には頼水(頼岳寺殿)とその父(永明寺殿)・母(理昌院殿)がまつられている。 本尊釈迦牟尼佛(木像座体二尺三寸五分)は焼失した永明寺から移された物。運慶・湛慶合作と伝えられる。本堂内陣正面の欄間彫刻は立川流二代和四郎冨昌の作。杉並木は推定樹齢三百年におよぶものもあり茅野市文化財に指定されている。 市指定文化財として「諏訪頼水念持仏」「琥珀観音(頼水が徳川家康より拝領)」「虚空蔵菩薩坐像」「十六羅漢図」(吉山明兆作)がある。(十六羅漢図は他に、鏝絵作家、小川天香、奉納額もある。) 「諏訪氏頼岳寺廟所」は市指定史跡にもなっていて、同敷地内には諏訪家を支えた家臣団の墓地も多く残されている。
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