頸髄完全損傷と支援団体「TAKAYAMANIA」を設立
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「高山善廣」の記事における「頸髄完全損傷と支援団体「TAKAYAMANIA」を設立」の解説
2017年5月4日、DDT豊中大会にて、ヤス・ウラノに前方回転エビ固めをかける際に頭部を強打した。試合はウラノのTKO勝ちとなり、高山は大阪市内の病院に搬送された。翌日の検査の結果、頸髄損傷および変形性頚椎症という診断が下り、病院で手術を受けることとなった。DDTの興行への欠場が発表され、男色ディーノと保持していたKO-Dタッグ王座も返上となった。2017年8月に『週刊文春』が報じたところによると「首から下が動かない」状態で、自力での食事・排泄も困難であり、移動もままならないため、大阪市内の病院で入院生活を送ることとなった。 9月4日にDDTと個人事務所の高山堂が合同で記者会見を開き、DDTの高木三四郎社長、有志代表の鈴木みのる、高山のマネージャーが出席した。高山本人のコメントやマネージャーの説明によると、5月の手術後は自力呼吸が出来ず、心臓停止のトラブルも発生していた。その後に自力呼吸が出来るようになり、ICU(集中治療室)からHCU(準集中治療室)に移り、8月中旬に関東の病院に転院したという。しかし、肩から下の感覚が全く戻っておらず、医師からは「回復の見込みは現状0%に近い」と言われたことが明らかにされた。この事態を受けてDDTが中心となり支援団体「TAKAYAMANIA」を設立。会見の席上で、鈴木みのるが涙ながらにUWF時代の先輩・前田日明や高田延彦に支援を呼びかけた。また当日参戦する後楽園ホール大会の鈴木みのるのグッズ売店より自作の募金箱を設置、翌日以降から新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、DRAGON GATEなど数多くの団体が自作の募金箱を試合会場に設置し支援を呼びかけた。 「TAKAYAMANIA」の旗振り役に名乗りを上げた鈴木は「偽善者」「カネ集め」と誹謗中傷に苦しむことがあったが「でも、俺はそんなの関係なく、友達のために活動を続けているだけだから」と受け入れており、さらに「自分のひとつのライフワークになるのかなと思ってるんで。数年で解決することじゃないのはわかってるから、これからもあいつが戻ってくるまで、10年後も20年後もやるつもりだよ」と決意の程を示した。 2018年8月31日、「TAKAYAMANIA EMPIRE」を後楽園ホールで開催した。
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