長野県道327号槍ヶ岳矢村線とは? わかりやすく解説

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長野県道327号槍ヶ岳矢村線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/20 06:45 UTC 版)

一般県道
長野県道327号槍ヶ岳矢村線
起点 槍ヶ岳
終点 安曇野市穂高有明字矢村
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

長野県道327号槍ヶ岳矢村線(ながのけんどう327ごう やりがたけやむらせん)は、槍ヶ岳を起点とし、長野県安曇野市穂高有明字矢村の長野県道306号有明大町線旧道交点を終点とする一般県道

通称は中房線[1]

概要

路線データ

槍ヶ岳

歴史

信濃坂付近にある中房第五水力発電所1927年(昭和2年)運転開始[3]

中房川における水力発電開発に伴い、資材運搬のため荷馬車が通行可能な道路として開削された。それまで中房温泉へ行くルートとしては、満願寺から大峠を越えて冷沢を下り、信濃坂を登るというものが最も安全であるとされていた。急峻な地形のため道路の建設工事は難航した。観音峠に佇む地蔵は、その工事中に殉職した男性作業員の遺族によって、慰霊厄除けのために建立されたものである[4]。 2025年4月14日に路肩崩落事故が発生し路線バスの中房線など全面通行止めとなったが、25日15時から宮城ゲートより中温泉方面は許可車両以外歩行者のみ通行可能とし中房線は26日から崩落現場手前まで区間限り再開とした。有明山黒川口を過ぎた観音峠に観音峠臨時バス停を設けた。

路線状況

道路施設

起点より記載[2]

  • 温泉 - 長さ32.0m、幅5.0m
  • 曲沢橋 - 長さ13.0m、幅5.5m
  • 中房橋 - 長さ18.0m、幅5.0m
  • 信濃坂橋 - 長さ27.4m、幅4.5m
  • 猿渉沢洞門 - 長さ105.0m、幅6.5m、高さ4.7m
  • 東中小屋沢覆工 - 長さ113.1m、幅6.5m、高さ4.7m
  • 朴の木橋 - 長さ13.0m、幅5.0m
  • 玉垂洞門 - 長さ72.6m、幅6.5m、高さ4.7m
  • 玉垂トンネル - 長さ89.0m、幅6.5m、高さ4.7m
  • 玉垂橋 - 長さ32.2m、幅6.5m
  • 一の瀬橋 - 長さ27.6m、幅4.6m
  • 大王橋 - 長さ53.3m、幅5.5m

地理

交差する道路

沿線

中房川

脚注

  1. ^ a b c d 道路情報”. 長野県安曇野建設事務所 (2017年12月22日). 2018年4月11日閲覧。
  2. ^ a b c d 安曇野建設事務所管内図”. 長野県安曇野建設事務所 (2010年9月). 2018年4月11日閲覧。
  3. ^ 水力発電所データベース 中房第五”. 電力土木技術協会 (2008年3月31日). 2018年4月11日閲覧。
  4. ^ 『穂高町誌 第三巻(歴史編 下)』625 - 626ページ。

参考文献

  • 穂高町誌編纂委員会編集『穂高町誌 第三巻(歴史編 下)』穂高町誌刊行会、1991年1月20日。

関連項目

外部リンク




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