金正男の告白本とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 金正男の告白本の意味・解説 

金正男の告白本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 05:03 UTC 版)

五味洋治」の記事における「金正男の告白本」の解説

2004年9月25日北京首都空港朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)の外務省副局長宋日昊出待ちをしていた報道陣前に当時北朝鮮最高指導者であった金正日長男である金正男が姿を表した現場居合わせた記者らは金正男声をかけるとともに名刺渡した五味もその中の1人であったが、金正男から電子メール送られてきたことから複数メールやり取り交わした。しかし、そのやり取りの後は両者連絡久しく絶えていた。 2008年頃から金正日の健康不安が伝えられる中、異母弟金正恩金正日後継となり三代に渡る北朝鮮権力世襲が行われる既定路線に不満を持つようになった金正男は、2010年9月第3回朝鮮労働党代表者会で金正恩後継者として事実上公式化されたころから日本メディア接触するようになった金正男五味にも同年10月22日6年ぶりとなるメール送り三代世襲公式化から1年が経つ2011年10月10日自分とやり取り公開してほしいと伝えた。 これを受けた五味最終的に150回ほどのメール交換だけでなく、2回に亘る合計7時間の独占インタビュー設けることに成功した五味取材を受ける相手として自分金正男選ばれ理由を、ほとんどの者が北朝鮮後継者レースから外れた金正男のことを政治的に重要でない考える中、自分のみが真摯な関心持って自分時間資金割きながら取材記事執筆続けたジャーナリストであったからだとしている。 五味はこれらの取材元に、金正男の告白本として『父・金正日と私』を金正日死去翌月である2012年1月出版した2010年10月テレビ朝日によるインタビューなど北朝鮮権力世襲に対して金正男否定的な見解持っていることは既に公にされていたが、同書によって「この世界で正常な思考持っている人間なら、三代世襲追従することはできません」などと世襲強く批判する金正男発言金正日三代世襲否定的だったとする証言公開された。また同時に日本はじめとする国外対す金正男理解深さについても明らかとなり、その内容については海外からも大きな関心集めた同書第44回大宅壮一ノンフィクション賞候補作となった(ただし、受賞逃した)。

※この「金正男の告白本」の解説は、「五味洋治」の解説の一部です。
「金正男の告白本」を含む「五味洋治」の記事については、「五味洋治」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「金正男の告白本」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「金正男の告白本」の関連用語

1
10% |||||

金正男の告白本のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



金正男の告白本のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの五味洋治 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS