通常画質の送出方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:03 UTC 版)
「日本における衛星放送」の記事における「通常画質の送出方式」の解説
映像はアナログ4.5MHzに帯域制限されたNTSC スクランブルの有無は音声データに多重される 15Hzのエネルギー拡散信号を多重 FM変調後の周波数偏移は17MHz 基本的に地上アナログ放送と同じく文字放送対応、字幕放送対応なども行っていた(NHK衛星第2テレビのみ実施)。 音声はデジタル通常音質4チャンネルないしは高音質2チャンネルAモード:32kHz14/10bit準瞬時圧伸×4ch(テレビ音声放送2ch+独立音声放送2ch)、最低480ビット毎フレームのデータ放送 Aモードの音声品質はDATの長時間モード時の音声、もしくはスーパーファミコンに搭載されたPCM音源の音声、FM放送の音声とほぼ同等の品質とされる Bモード:48kHz16bitリニアPCM×2ch、最低224ビット毎フレームのデータ放送 Bモードの音声品質はCDやBSデジタル放送より(理論上)高音質でなおかつDAT、およびDVDの標準モード時の音声と同等の品質である 音声フレームの空き領域を使ってデータ放送が行われるデータ放送がパケット形式で提供された場合288バイト/パケットとなる 斜め走査を行い、9フレーム(1スーパーフレーム)で1パケットが送信される 副搬送波5.7272MHzによるDQPSK 2048kbps 1フレームあたり2048ビット、1ミリ秒 音声データは(63, 56)BCH符号および32ビットインターリーブによって伝送エラーから保護される 映像と、副搬送波によるDQPSK変調した音声データを混合してFM変調映像は信号を周波数変調しているため地上アナログ放送の振幅変調(VSB-AM)より高画質、高解像度 主搬送波周波数帯域27MHz(スカイポートは衛星の都合上36MHz) CS通信・放送ではクローズド・キャプションによる英語字幕放送も行なわれていた。 音声のみデジタルのため、豪雨などにより受信電波が減衰すると地上アナログ放送と違い音声のみ無音となる(映像はノイズが入るもののある程度の減衰までは画像を識別できる)という現象が起こる。なお、停波時には砂嵐の映像となる。
※この「通常画質の送出方式」の解説は、「日本における衛星放送」の解説の一部です。
「通常画質の送出方式」を含む「日本における衛星放送」の記事については、「日本における衛星放送」の概要を参照ください。
- 通常画質の送出方式のページへのリンク