通常動力型 (ブロック1A)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 02:46 UTC 版)
「シュフラン級原子力潜水艦」の記事における「通常動力型 (ブロック1A)」の解説
詳細は「アタック級潜水艦」を参照 シュフラン級潜水艦ブロック1A 艦級概観艦種 攻撃型通常動力潜水艦 艦名 計画名 Type Shortfin Barracuda Block 1A 前級 コリンズ級潜水艦 次級 性能諸元排水量 水中:4,000トン以上 全長 97m 全幅 吃水 機関 ディーゼル発電機 x 47 MW (9,400 hp) 永久磁石電動機ポンプジェット推進 最大速力 航続距離 18,000 nm 行動時間 潜水状態で90日 乗員 60名 + 特殊部隊12名 兵装 533mm 魚雷発射管 8本以下のいずれかを組み合わせて28本搭載可 Mk48魚雷 UGM-84 ハープーン Mk III ストーンフィッシュ機雷 DCNSはオーストラリアのコリンズ級潜水艦更新計画に対してシュフラン級を通常動力化したシュフラン級ブロック1A (計画名:Shortfin Barracuda Block 1A) を提案した。ドイツの216型、日本のそうりゅう型と競合しており、当初はティッセン・クルップ社が212型に搭載されているAIPシステムそのもののオーストラリアへの技術供与と、建造後に生じたコスト増加分は全て会社側が負担するという費用固定での費用見積りを提示している点が評価されて、216型が最有力候補になっているとされていたが、2016年4月26日にシュフラン級ブロック 1Aが選定された。契約金額は500億オーストラリアドルだったが、2019年末時点で800億オーストラリアドルに膨れ上がっているとする報道がある。他の候補はいずれも就役している潜水艦だったのに対して潜水艦の建造経験の浅いASCで概念のみで建造実績のない潜水艦が建造できるのか危惧する声もある。当初計画では建造開始は2020年または2021年の予定であったが、作業は遅延しており2023年からの建造が予定されている。 2018年12月に艦級名をアタック(Attack)、1番艦名をHMAS Attackとすることが決定した。 2021年9月15日、アメリカ、イギリス、オーストラリアの3カ国間によってAUKUSの創設が発表された。加えて、アメリカからオーストラリアに対し原子力潜水艦の技術供与も行われる。このため、シュフラン級原子力潜水艦の通常動力型(ブロック1A)を導入する計画は中止となる公算が高まった。
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