建造開始とは? わかりやすく解説

建造開始

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 04:57 UTC 版)

111号艦」の記事における「建造開始」の解説

1936年昭和11年)のワシントン海軍軍縮条約失効見越して新戦艦建造研究すすめていた日本海軍は、欧米列強新世代戦艦対抗すべく、4隻の新戦艦建造する“A-140計画”をまとめた。第三次海軍軍備充実計画により、1937年昭和12年11月4日呉海軍工廠一号艦(後の大和)を起工した1938年昭和13年3月29日三菱重工業長崎造船所二号艦(後の武蔵)を起工した1940年昭和15年8月8日、「大和」は進水する。 続いて第四次海軍軍備充実計画により、大和進水から約3ヶ月後の同年11月7日呉海軍工廠本艦111号艦)を起工した110号艦(横須賀海軍工廠昭和15年5月4日起工)と111号艦は、金剛型戦艦霧島榛名の代艦であった基本性能要目先行2隻(大和、武蔵)と変わらないが、110号艦(信濃)および111号艦本艦)では、様々な問題点改良図られている。 副砲防御強化 旗艦設備居住性爆弾防禦等を改良 舷側装甲装甲厚は過大であるとして、10mmずつ削減され400mmと190mmに削減バーベット部分装甲厚も560mmから540mmに削減 機雷艦底起爆魚雷対し機関部防御力強化具体的に艦底二重底部分三重底とし、50mmDS鋼板を貼り足す。機関部など重要箇所には12mmDS鋼板による三重底部分を新設大和、武蔵艦底下2.5mでTNT炸薬200kgの炸裂に耐えられるのに対し、300kgの炸裂にまで耐えることが可能) スクリュープロペラ直径ピッチ変更 対空火器として10cm連装高角砲搭載する予定だった。砲の製造能力予算上の制約のために見合わされたという説もある。

※この「建造開始」の解説は、「111号艦」の解説の一部です。
「建造開始」を含む「111号艦」の記事については、「111号艦」の概要を参照ください。

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