近代デジタルライブラリーの沿革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 16:58 UTC 版)
「近代デジタルライブラリー」の記事における「近代デジタルライブラリーの沿革」の解説
国立国会図書館は、著作権の保護期間が終了した(または著作権が存続しているが、著作権者の許諾を得るなどの対応を行った)明治期の蔵書資料をスキャンしてインターネットのウェブサイト上に公開するサービスを「近代デジタルライブラリー」として2002年(平成14年)10月1日から開始した。 2007年(平成19年)7月3日から、大正期の資料も公開されるようになった。資料の電子化は段階的に進められ、2014年(平成26年)8月現在で約350,000冊が公開された。 2010年(平成22年)4月1日にサイトがリニューアルされた。トップページのデザインが更新され、本文画像の拡大・縮小・移動がマウスでできるようになり、標準モードでサムネイルが表示されるように変更された。また、Webページの文字コードがEUC-JPからUTF-8に変更された。 2011年(平成23年)2月2日に児童書デジタルライブラリーが統合された。明治期から昭和30年頃までの資料が約2100冊追加され、インターネットから利用できるようになった。6月30日には約68,000冊(主に昭和前期刊行図書)が追加された。 2012年(平成24年)5月7日に国立国会図書館デジタルコレクション(旧国立国会図書館デジタル化資料)と統合され、「国立国会図書館デジタルコレクションのうち、インターネットから利用可能な図書・雑誌のみ検索・閲覧するサービス」となった。フルスクリーン表示やJPEG表示機能が使えるようになった。また、雑誌が2タイトル公開された。 2015年(平成27年)7月21日に、2016年(平成28年)5月末をもって近代デジタルライブラリーを終了し、国立国会図書館デジタルコレクションに完全に統合すること、今後も著作権処理の後、インターネットで閲覧できる刊行物を増やしていくことが発表された。
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