農園職員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 16:42 UTC 版)
マム・イザベラ / ママ 声 - 甲斐田裕子 GFハウスの「ママ」として子供にとても優しく振る舞うが、裏では鬼の手下として管理する飼育監。31歳。認識番号は73584。身長170cm。 「ママ」としては優秀で、レイを小さいころから見張りとして使っていた。農園の実態をエマ達に知られるミスを犯すものの、現管理体制を維持したまま出荷を続けることを望み、ノーマン達と心理戦を繰り広げる。 自身も農園で生まれ育った元食用児であり、「グランマ」やイザベラ自身の回想によると、レスリーの出荷後に農園の秘密を知り、その時に周囲が断崖であることを目の当たりにし、脱獄を諦めたようである。 子供の頃、同じプラントにいたレスリーに好意を持っていた様子が窺え、ママを目指す事を選択した理由はレスリーが殺されていた事に対する悔しさと、何も変えられないのであれば、せめて食べられない人間として生き続けてやりたかったからとのこと。 レイの実母で、レスリーが作った歌を後に身籠った胎児に聴かせていたが、ある日レイがその歌を歌っていたことでレイが自分の実子であることを知った。 エマ達が脱獄に成功した事で自分の負けを認め、脱獄したエマ達の行く先に光がある事を願う。 その後、食用児脱走は自身の責任として「出荷」を覚悟していたが、サラよりもイザベラの方が農園にとって有益と判断され、「グランマ」に昇進する。 シスター・クローネ / シスター 声 - 藤田奈央 イザベラからの監視強化の要請により、本部から派遣された補佐役。エマ達のいる第3プラントとは別のプラント出身。26歳。認識番号は18684。身長175cm。 大柄な体格で、ハウスでの子供達との「鬼ごっこ」でも高い運動能力と計算高さを発揮するが、時折コミカルな表情も見せる。 イザベラのミスを知ると、証拠を掴んで彼女を失脚させ、「ママ」の地位を奪おうと画策する。その過程でハウスの真相を知ったギルダやエマ達と打算的な協力関係を築くが、本心ではイザベラの失脚後に邪魔な子供達をまとめて出荷するつもりだった。しかし、彼女を用済みと判断したイザベラに先手を打たれ、権力争いに敗れる形で「出荷」されてしまう。 かつて飼育監選抜の際に拾ったミネルヴァのペンを所持しており、不本意ながら子供達に脱獄を成功させて「このクソみたいな世界をぶっ壊せ」との思いを託し、出荷される前にペンをハウスの引き出しに遺す。 出荷された肉は女王に食べられたらしく、女王が今まで食べた者達の中に彼女がいた。 本編ではイザベラを陥れたりエマ達を利用しようとするなど打算的な性格の持ち主である描写が多かったが、小説版「ママたちの追想曲」および読切「自由の空を求めて」によると、元々は他者を陥れるような真似はしたくない優しい性格であった。しかし、その性格では生き残れないと判断した同じプラント出身のセシルはわざと裏切り、後のクローネの振る舞いに影響を与えていた。 グランマ・サラ / グランマ 声 - 小山茉美 複数のプラントを統括する立場の人物で、イザベラら飼育監の上司。イザベラの飼育監としての手腕を高く評価している。作中描写では鼻から上の顔は影で覆われ、年齢など詳細は不明。 イザベラの幼少期に農園で彼女の「ママ」をしており、当時のイザベラに農園の秘密を知られて脱獄されかけたが、それも「グランマ」の手の内だったようである。「食用児たちに農園の秘密を知られたとしても、出荷まで制御できれば良し」というイザベラの方針は、かつて彼女の「ママ」だった「グランマ」と同じであることが示唆される。 イザベラの失態は、彼女がイザベラを制御できなかったことが理由として「出荷」され、エマ達の代わりにその年の儀祭に捧げられた。
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