輸出仕向地による差異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 03:29 UTC 版)
「ホンダ・CT110」の記事における「輸出仕向地による差異」の解説
オーストラリア郵政仕様◆装備◆ライトカウル別体式メーターエンジンガードオープン式チェーンカバー(副変速機は未搭載) 北米仕様◆装備◆折畳みハンドルサブタンク 改良や仕向地によって仕様が異なり、デカール表記・排ガス対策機器・フロントキャリア・サブタンク・センタースタンド・チェーンカバー・メーター類・ウインカー・電装品電圧・シートなどに差異がある。以下で詳細について解説を行う。 キャブレター 日本国内仕様はケーヒン製ピストンバルブ式PB21型であるが、一部仕向ではPB18型が装着される。ただしメインジェットはケーヒン丸小型という点は全仕様共通である。 点火装置 日本国内仕様:マグネトー式で点火時期制御はカムシャフトに取り付けられたコンタクトポイントによるものとされた。 北米仕様:当初コンタクトブレーカー方式としたが、1982年モデルからCDI方式に切換。同時に点火時期を22°/3400rpmから32°/3400rpmへ変更。 オセアニア仕様:1984年モデルまではコンタクトブレーカー方式で、それ以降をCDIしたほか、日本仕様のコンタクトポイントに代わって無接点のピックアップを装備した。 使用燃料(取扱説明書への記載) 日本国内仕様:レギュラーガソリン 北米仕様・オセアニア仕様:オクタン価91以上(RON) 電装品電圧 日本国内仕様:6V/シリコンダイオードで半波整流・レギュレーター未装備 オセアニア仕様:6V/レクチファイア装備による全波整流 オセアニア郵政使用:12V 変速 日本国内仕様:前へ踏むとシフトアップ 後へ踏むとシフトダウン 輸出仕様:後へ踏むとシフトアップ 前へ踏むとシフトダウン オプション 日本国内仕様 北米仕様に標準装備されていた2.5L入り補助燃料タンクをサブタンクとして設定 北米仕様 アップフェンダー 折り畳み式ハンドル サブタンク標準装備 オセアニア郵政仕様 フロントキャリア装着なし セリアーニ式フロントフォーク 大型化したサイドカバー メーター位置の変更 フロント/リアウインカー位置の変更 ブレーキライト形状の変更 右側サイドスタンド/センタースタンドの装備 マフラーヒートカバー形状の変更 シートを厚いものに変更 副変速機未装備 オープン式チェーンカバー 電装系を12Vに変更 また製造途中での改良や仕様変更も数度に渡って実施した。 北米仕様 1981年モデル:副変速機を搭載 1986年モデル:ハンドルバーロック・自動車排出ガス規制に対応したチャコールキャニスター・シールドタイプクランクケースブリーザーを装備 オセアニア向け仕様 2009年10月:オーストラリアでナンバー取得が可能のファームモデルを追加。 本モデルからフロントフォークにリフレクターを装着ならびにオーストラリア国内の排出ガス規制に合致していることを示すコーションプレートを装備。
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