輸出に向けた動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 03:59 UTC 版)
「韓国標準型原子炉」の記事における「輸出に向けた動き」の解説
2008年、韓国電力は、純国産技術による発電所建設に目処がついたとして、トルコの会社と原子力発電所共同受注のための共同開発協定を結ぶなど、本格的な輸出に向けた取組をスタートさせた。しかし2009年、UAEの原子力発電所プラントに入札中、米国のウェスティングハウス・エレクトリック社が韓国電力側に対し、原子炉冷却材ポンプ等に関する知的所有権を主張し、事実上、輸出にストップをかける措置に及んだ。これは、当初技術提携を結んでいたABB社の原子炉部門が合併を繰り返し、ウェスティングハウス社が知的所有権を所有するに至ったためである。このことにより、韓国標準型軽水炉が必ずしも純国産ではないことが明らかになった。 2009年12月27日、韓国の企業連合体(韓国電力公社、現代建設、斗山重工業、サムスンC&T)は、UAE国内で計画されていたバラカ原子力発電所の建設を落札。140万kwの原子炉4基の輸出が決定した。
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