軍靴

デジタル大辞泉

ぐん‐か〔‐クワ〕【軍靴】

読み方：ぐんか

軍隊用の靴。特に、兵隊の履く編み上げ靴。「—の響き」

航空軍事用語辞典++

【軍靴】(ぐんか)

1. 軍用の靴。
   脛まである、ごく一般的なブーツ形状のものは長靴(ちょうか)、膝と踝の中間あたりまでのものを半長靴(はんちょうか)、踝未満で革靴状のものを短靴(たんか)と呼ぶ。
   一般には長靴や半長靴を指す事が多い。
   
   傾斜や石などの危険から足元を守り、沼地等では水が浸入しにくい。
   また、過信はできないがある程度の防寒能力を持つ。
   欠点は材質が革である為に重量があり、通気性の問題から蒸れることで、一般生活用には適さない。
   また隠密行動上のネックとなる歩行音も、最近は素材の進化により有る程度の改善はなされている。
   
   兵士は足が非常に重要である。足に負傷した兵士は荷物となるだけでなく、後送する余裕がないときには置き去りとなることもある。
   
   
   
2. よく響く靴。
   「平和主義」を標榜する（主に革新政党系列の）市民団体や知識人・文化人・一部のマスメディアが、政府の軍拡政策を攻撃する表現として使う言葉。「～の響き」。
   普通は式典やイベントでなければ聞こえることはない。
   

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

軍靴

出典:『Wiktionary』 (2021/08/28 10:35 UTC 版)

名詞

軍 靴（ぐんか）

1. 軍人の履く靴。
2. （比喩：「軍靴の響き」等の用法で）戦争が始まる気配。好戦的な世論。
   • 山ちかい辺地とても、流言のざわめき、軍靴の恐怖はたちこめている。（坂口安吾『明治開化 安吾捕物 その七 石の下』）

発音^(?)

ぐ↘んか

関連語

• 軍服
• 軍手
• 軍足

翻訳

• 中国語:

  北京官話: 戰靴 ^(cmn), 战靴 ^(cmn) (zhànxuē)

• チェコ語: kanady ^(cs)
• オランダ語: Legerkist ^(nl)
• 英語: combat boots ^(en)
• エストニア語: säärsaabas ^(et)
• フィンランド語: taistelukenkä ^(fi), maihinnousukenkä ^(fi), (colloquial) maihari ^(fi)
• ドイツ語: Kampfstiefel ^(de)
• ポーランド語: glany ^(pl)
• ポルトガル語: coturno ^(pt)

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「軍靴」の例文・使い方・用例・文例

• 編上靴という軍靴