蹶起趣意書とは? わかりやすく解説

蹶起趣意書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:22 UTC 版)

二・二六事件」の記事における「蹶起趣意書」の解説

反乱部隊蹶起した理由を「蹶起趣意書(けっきしゅいしょ)」にまとめ、天皇伝達しようとした。蹶起趣意書は先任である野中四郎名義になっているが、野中したためた文章を北が大幅に修正したといわれている。1936年2月13日安藤野中山下奉文少将宅を訪問し、蹶起趣意書を見せると、山下無言一読し、数ヵ所添削したが、ついに一言発しなかった。 また、蹶起趣意書とともに陸軍大臣伝えた要望では宇垣一成大将南次郎大将小磯国昭中将建川美次中将逮捕拘束林銑十郎大将橋本虎之助近衛師団長罷免要求している。 蹶起趣意書は、神武天皇建国明治維新経た国家発展称え八紘一宇完成させる国体こそ我が国神州たる所以とし、思想一君万民論などを基礎とする。また、元老重臣軍閥政党などが国体破壊元凶で、ロンドン条約教育総監更迭における統帥権干犯三月事件不逞天皇機関説一派学匪共匪大本教などの陰謀事例挙げ依然として反省することなく私権自欲に居って維新阻止しているから、これらの奸賊誅滅して大義正し国体擁護開顕肝脳を竭す、と述べている[要出典]。

※この「蹶起趣意書」の解説は、「二・二六事件」の解説の一部です。
「蹶起趣意書」を含む「二・二六事件」の記事については、「二・二六事件」の概要を参照ください。

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