起訴までの経緯とは? わかりやすく解説

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起訴までの経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 00:16 UTC 版)

稲葉事件」の記事における「起訴までの経緯」の解説

2002年7月5日札幌市内飲食店経営しているW(40)は、自ら覚醒剤持ち札幌北署に出頭し逮捕された。 Wは、生活安全特別捜査隊班長である稲葉圭昭警部覚せい剤使用していることや大量に所持していることを供述した供述した相手札幌北署の警察官ではなく勾留質問行った札幌地裁裁判官だったとされる道警薬物対策課は7月10日午前勤務中の稲葉任意同行求めて尿検査実施し覚せい剤反応を示す陽性反応出たため、同日午後に覚せい剤取締法違反使用容疑逮捕した北海道警察で、現職警官薬物使用逮捕されるのは初めてだった。道警は、稲葉7月12日付で懲戒免職処分にした。裁判稲葉は、2000年秋頃から、上司との軋轢によるストレス解消のため、覚せい剤使用始めた証言している。 さらに道警薬物対策課は、稲葉本人の名前で借りていたアジト7月18日家宅捜索したところ、ロシア製の自動式拳銃PSM一丁と、ビニール袋入った覚せい剤0.44gを発見対策課は7月31日銃刀法違反拳銃不法所持)と覚せい剤取締法違反所持容疑稲葉再逮捕した。また同日札幌地検覚せい剤取締法違反使用容疑稲葉起訴した薬物対策課は7月23日中央区にある稲葉自宅マンション家宅捜査にて、覚せい剤約92.9g を発見密売目的判断し8月21日稲葉覚せい剤取締法違反営利目的所持容疑再逮捕した。密売では、約2000万円超える利益得たと後の裁判認定されている。 札幌地検9月11日覚せい剤取締法違反所持)及び銃刀法違反所持容疑稲葉追起訴した10月17日稲葉を含む当時銃器対策課の4捜査員が、偽証他の容疑書類送検された。 これは1997年11月14日小樽市内ロシア人船員拳銃実弾持っていた銃刀法違反加重所持で、有罪判決受けた事件で、逮捕現場捜査協力者であるパキスタン人がいたにもかかわらず、K警視指示捜査書類記述せず、さらに公判でも「パキスタン人がいたことは確認していない」と偽証した容疑である。公判ロシア人弁護側は「銃と中古車交換持ちかけられ持ち込んだ違法なおとり捜査だ」と主張した退けられ懲役2年実刑判決確定した稲葉事件発覚時には出所して、既に帰国していた。 送検されたのは稲葉、元北海道警察釧路方面本部生活安全課長のK警視7月自殺後述)、道警外事課指導官のN警視51 当時道本銃器対策課長補佐)、釧路生活安全課係長C警部補43 当時道本銃器対策主任)。当時銃器対策課長次席いずれも警視)は、関与がないとした12月27日札幌地検稲葉虚偽公文書作成同行使容疑及び偽証容疑、Nの虚偽公文書作成同行使容疑、Cの偽証容疑について、いずれも起訴猶予処分とした。Kについては容疑者死亡不起訴処分とした。札幌地検は、合法的なおとり捜査だったと判断した。 この「おとり捜査」の続きについては後述する。

※この「起訴までの経緯」の解説は、「稲葉事件」の解説の一部です。
「起訴までの経緯」を含む「稲葉事件」の記事については、「稲葉事件」の概要を参照ください。

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