貧乏エピソード
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「貧乏」になったきっかけは父親のリストラである。かつて父は大手製薬会社で管理職だったため、途中までは裕福な家庭で育った。しかし小学5年生の時に最愛の母を直腸癌で亡くし、その後父も母と同じく直腸癌になってしまう。父は発見が早かっため手術が成功し一命を取り留めるものの、運悪く入院中に、勤めていた会社から解雇され、全財産を失った。そのため実家がいきなり貧乏となって中学2年生の時に家が差し押さえられ、家族と生き別れた。その後は近くの公園に住みついて雑草やダンボールを食べていた。父親とは解散(一家離散)後はほぼ全く連絡を取っておらず、長きに渡って消息不明の状態が続いていた。しかし2007年9月25日に放送された「FBI超能力捜査官」(日本テレビ)という番組内でアメリカの超能力者として知られているジョゼフ・マクモニーグルによって父親は発見され、田村と田村の実兄・実姉は無事再会を果たしている。 2017年11月23日に放送された『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京)に田村がゲスト出演した際に、2015年に父親が他界していた事を告白した。その同時期に相方・川島の結婚が決まったりしたため、当時は父の死を明かす事が憚られたという。田村は番組内で「浮き沈みが激しかったけど、最後は幸せやったと思います」「長生きして欲しかった」などと語っていた。 2006年12月29日放送回の『人志松本のすべらない話』にて披露した自身の「貧乏エピソード」の1つである「白いご飯」は番組内で好評を博し、同回のMVPを受賞した。また、主催者である松本人志からは「壮絶すぎる」と絶賛された。 2008年10月から12月にかけて放送されたテレビドラマ『セレブと貧乏太郎』では、上地雄輔演じる佐藤太郎の幼馴染である坂本丈二を演じていたが、その時の役柄の設定が高校進学時に両親が蒸発する(いなくなってしまう)という田村自身の少年時代の生い立ちを彷彿とさせるものだった。また、同ドラマでは『ホームレス中学生(テレビドラマ版)』で主演の田村裕を演じた黒木辰哉も田村演じる丈二の弟・和樹役で出演しており、兄弟役として共演を果たしている。
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