諜報目的装置の発覚例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 07:02 UTC 版)
「インプラント」の記事における「諜報目的装置の発覚例」の解説
この種のインプラントは脳に組みまれる。 スウェーデンのロバート・ネスランド(Robert Naeslund)は、1978年にアテネの病院で最初の装置が摘出された。回収された装置は調査目的でアメリカの病院に預けられたが、大学側はそれを預かった事実を否定した。結局、ネスランドは調査結果を知らされなかった。彼は米国から帰国すると警察に拘留され、釈放後の1982年に新たな装置が頭部から見つかった。これは細かく破砕されてから摘出された。1987年にもジャカルタで再び新しい装置が摘出された。術後のレントゲンにはキノコ型の装置がくっきりと映っている。1980年代にこれらの事実をさまざまな団体に訴える活動をする間、何者かが自宅にマイクロ波を浴びせ続けて、彼は居住不可能なほど健康を害された。5年ほど活動を停止したあと、1990年代に再び活動を始め、被害に苦しみながら活動を続けている。 1960年代に大学を卒業したローズマリー・シュヴァルツは、70年代に頭の中で「声」が聞こえるようになった。「声」は彼女の生活にコメントし、80年代にストックホルムへ引っ越すと干渉が激しくなった。1993年11月に機会を得てレントゲンを撮影すると、装置が頭部に映って見つかった。 また、ロンドンのニトゥンバ氏は装置の映ったレントゲンと共にネスランドへ送った手紙の中で、次のように述べている。 脳送信機は説明も合意もなく処置されました。・・・許しがたいのは、私の視覚、思考、イメージ、聞くことなどすべてが犯人たちにも共有され、彼らが私の人生を破壊するために大掛かりな工作をしていることです。・・・プライバシーなんてありません。・・・突然、MI5の犠牲者になったのです。・・・この苦しみは1988年6月に始まりました。 装置の働きにより不定期に遅れて既視感が起こるので、この自覚症状で精神病や神経症による被害妄想と区別される。
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