評価・DVD化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 22:07 UTC 版)
「メカ・ストライサンドの大迷惑」の記事における「評価・DVD化」の解説
この番組が1998年2月18日に放送された後、ニールセンがたたき出した視聴率6.9で、これは320万世帯の540万人が見ているという計算になる。この回の視聴率は過去に最高の視聴率を誇った『ダミアンのいんちきパパ』の視聴率を抜き、コメディセントラルで放送されているサウスパーク以外の番組の視聴率の平均の10倍をたたき出した。 パーカーとストーンの二人はこの回を気に入っていたが、ファンからは第1シーズンの中でも面白くないという感想が届き、バーブラ・ストライサンドに関するジョークがくどくなってきたという意見もある。また、多くのファンはケニーがテザーボールのひもに絡まって死ぬ場面は本筋とは無関係であることに不満を持っているが、ケニーの死はジョークのつもりとして入れたと制作陣は話している。 ストライサンド自身は女性誌ミラベラ(英語版)とのインタビューで「皮肉とパロディは楽しませていただきましたが、『サウスパーク』や『BEAVIS AND BUTT-HEAD』といった番組によって、大衆、特に子供たちに対して悪いイメージがついてしまわないか心配しています。」とこの回に対して否定的な印象を抱いていることを話した。。制作陣はこの批判に応え、後に放送された『殺人金魚の事件簿』では、"Spooky vision"として画面の四隅にストライサンドの顔写真を張り付けた。 レナード・マーティンは、パーカーとストーンに対し、この回における自身の描写について子供たちが気に入っていると話し、肯定的な印象をもっていることを話した。また、ロバート・スミスも、若い甥や姪にとって、スミスがサウスパークに出演したこと以上に彼の経歴の中で大きなものはないと話し、マーティン同様肯定的な印象を抱いていることを話した。 1998年11月、『メカ・ストライサンドの大迷惑』は、『大食いカートマンと腹ぺこマーヴィン』、『おしゃべりウンチのMr.ハンキー』、『ウェンディ、レズに嫉妬』とともに、3枚組DVDの第3巻に収録された。『メカ・ストライサンドの大迷惑』は、2002年11月12日に発売された"South Park: The Complete First Season"にも収録されており、パーカーとストーンはこのDVDに収録されたほかの12話とともに向けてオーディオコメンタリも制作していた。だが、二人がオーディオコメンタリの修正・検閲を拒んだため、実際には収録されず、DVDと別個に発売されたCDに収録される形となった。2008年、『メカ・ストライサンドの大迷惑』は、パーカーとストーンによってサウスパークの公式ウェブサイト"South Park Studios"にて、無料で視聴できるようになった。 この回の本放送から12年、第14シーズンの "200"は200回記念と称して過去に登場してきたキャラクターが再登場する内容となっており、その回で登場したメカ・ストライサンドのデザインは初登場時よりコンピュータじみたデザインとなっており、アニメーションの技術の向上により動きもより滑らかになっている。彼女の右手はチェーンソーになっており、尻にはミサイルランチャーが、肩にはミサイルパックがそれぞれ搭載され、乳首から蒸気を噴出する機能が追加された。ニール・ダイアモンドとデュエットする場面でメカストライサンドは性器から緑色のガスを噴出しサウスパークの住民を苦しめている。なお、『メカ・ストライサンドの大迷惑』で披露されたメカ・ストライサンドについての日本語の歌は、『200』でも取り上げられている。
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