設計による分類とは? わかりやすく解説

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設計による分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 09:53 UTC 版)

航空母艦」の記事における「設計による分類」の解説

アメリカ海軍では、当初航空母艦Aircraft carrier)には一括してCV船体分類記号付与されていた。その後第二次世界大戦に伴う需要激増対応し、特に船団護衛投入するため、1941年には商船船体利用した小型低速空母として航空機護衛艦Aircraft escort vessel)が登場しAVG船体分類記号付与された。1942年8月20日には補助航空母艦Auxiliary aircraft carrier)と改称し船体分類記号ACV変更された。 その後1943年7月15日整理図られた。従来航空母艦CV)のうち、満載排水量5万トン上の艦(ミッドウェイ級)は大型航空母艦Large aircraft carrier)に類別変更されCVB船体分類記号付与された。一方巡洋艦設計流用して満載排水量2トン以下の艦(インディペンデンス級サイパン級)は軽空母Light aircraft carrier)に類別変更されCVL船体分類記号付与された。またACVについても、他の空母なぞらえて護衛空母Escort carrier)と改称し船体分類記号CVE変更された。 1952年には、正規空母CVCVB)について、下記のように役割による分類導入された。また1956年5月29日には、動力導入した「エンタープライズ」就役し、原子力攻撃空母(Nuclear-powered attack aircraft)の類別新設されて、CVAN船体分類記号付与された。その後役割による分類薄れたことから、1975年には、在来動力艦はCV動力艦はCVNと、再び設計のみによる分類へと回帰した。 なおこのようにアメリカ海軍カナダ海軍空母を表す船体分類記号としては「CV」が用いられる。1文字目の「C」は"Carrier"とする説もあるが、アメリカ海軍公式webサイトでは、もともと巡洋艦種別から派生したことから"Cruiser"の頭文字をとったものとしている。また2文字目の「V」はVessel頭文字とする説もあるが、世界の艦船ではこれを否定し艦上機主翼模した象形文字としている。ドイツ連邦共和国においては空母RB軽空母RL類別されている。またポルトガル語圏ブラジル連邦共和国においては空母NAe軽空母はNAeLに類別されている。

※この「設計による分類」の解説は、「航空母艦」の解説の一部です。
「設計による分類」を含む「航空母艦」の記事については、「航空母艦」の概要を参照ください。

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