設計の原理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 09:50 UTC 版)
クリス・デイトなどの人々は、関係データベースによるデータベース設計の基盤となるいくつかの原理を提唱している。 直交設計の原理 (Principle of Orthogonal Design, POOD) この原理を簡単に述べると、関係データベースでは、同一の事実を表現するために複数の関係が定義されてはならない。ただ一つの関係で定義しなければならない。データベースの正規化の文脈では、直交設計の原理は、制御できないほど冗長化した記憶域、およびデータベース上のあいまいな表現を、排除する。 正規化の原理 (Principle of Full Normalization, POFN) 第5正規形 (5NF) でない関係は第5正規形の射影の集合に分解される (正規化される) 。 分解は無損失である。 分解は従属性 (関数従属性・多値従属性・結合従属性) を維持する。 復元プロセスではすべての射影が必要である。 分解はすべての関係が第5正規形になった時点で終了する。
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