計測震度7の導入とは? わかりやすく解説

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計測震度7の導入

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 02:28 UTC 版)

震度7」の記事における「計測震度7の導入」の解説

震度計測震度の関係表震度計測震度.mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{} 0 0.5未満のすべて 1 0.5以上 1.5未満 2 1.5以上 2.5未満 3 2.5以上 3.5未満 4 3.5以上 4.5未満 5弱 4.5以上 5.0未満 5強 5.0以上 5.5未満 6弱 5.5以上 6.0未満 6強 6.0以上 6.5未満 7 6.5上のすべて 兵庫県南部地震の時、現地調査行ってから震度7適用したのでは災害対応が遅れるとの批判強かったため、その後1996年以降すべての震度計測震度による判定改められた。兵庫県南部地震後の現地調査による震度7範囲観測され強震加速度波形から計測震度算出する6.5前後となり、計測震度6.5以上を新たに震度7と定義すれば、計測震度四捨五入した値が震度であるという関係を保つことが出来るとされた。 さらに、被害甚大な芦屋市西宮市伊丹市宝塚市などの阪神間都市には計測震度計が設置されておらず震度が判らなかったという問題もあったため、従来気象官署津波地震早期検知網の観測点などに限られていた気象庁発表地点としての震度観測点を、気象庁600か所、防災科学技術研究所800か所、地方公共団体約2,800か所、計約4,200か所と大幅に増強し震度観測点データ気象庁情報発表活用することとなった2004年新潟県中越地震後日回収され地震計によって初め震度7観測され2011年東北地方太平洋沖地震東日本大震災)や2016年熊本地震では震度速報時点震度7発表された。2018年北海道胆振東部地震では、震度速報時点では震度6強だったが、後に気象庁厚真町震度7観測されていた事を発表した。現在、計測最大熊本地震本震4月16日発生)の際に熊本県益城町観測され計測震度6.7 (6.78) の震度7である。 震度7下限相当する計測震度6.5条件として、仮に同じ周期揺れが数秒間継続した場合周期1秒の場合は約600 gal以上、周期0.1秒の場合は約2700 gal上の加速度が必要とされる。 なお、どれだけ揺れ激しいとしても、計測震度6.5以上ならば震度7とされる1996年改定前の検討委員会では、計測震度7.0での分割計測震度7.5以上を震度8とすることも検討上がったが、震度7では最大級防災対応が取られるため防災上は分割の意味がないこと、計測震度7.0以上を観測した例がないためどのような被害発生する不明瞭である点から、導入見送られた。 気象庁震度階級における震度階級と名称の変遷1884年 - 1898年1898年 - 1936年1936年 - 1949年1949年 - 1996年1996年 - 現在 震度0 / 微震感覚ナシ震度0 / 無感 震度0 微震 震度1 / 微震 震度I / 微震 震度1 弱震 震度2 / 弱震震度弱キ方) 震度II / 軽震 震度2 震度3 / 弱震 震度III / 弱震 震度3 強震度4 / 強震震度弱キ方) 震度IV / 中震 震度4 震度5 / 強震 震度V / 強震 震度5弱 震度5強 烈震度6 / 烈震 震度VI / 烈震 震度6弱 震度6強 震VII / 激震 震度7

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