薬害エイズ問題を巡ってとは? わかりやすく解説

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薬害エイズ問題を巡って

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:02 UTC 版)

ゴーマニズム宣言」の記事における「薬害エイズ問題を巡って」の解説

旧『ゴー宣時代薬害エイズ事件取り上げた事がきっかけで、「HIV訴訟支える会」代表に就任し精力的に活動する小林積極的に朝まで生テレビなどのTV番組出演し問題重要性訴えた。自らのネームバリュー生かそう考え広告塔であることを積極的、能動的に捉えていた。本編においても支援集会告知をし、ほぼ同時期にオウムとのトラブル抱えながらも画面露出抑えることなくつづけていた。HIV薬害感染者としてカミングアウトした川田龍平全面的に肯定厚生省製薬会社、国に対して対抗する案を本編提案していた。 原告勝訴後、運動協力した学生ボランティアが、協力団体共産党系)の影響HIV薬害問題限定したボランティアではなく永続的な薬害運動、そして「戦争責任追及」など無関係な問題スライドさせられている事例知り 学生日常生活に戻らなくなる事を危惧し作品内において「ボランティア役目終わった。後はプロフェッショナル官僚仕事であり、学生日常復帰して現場出てプロ仕事をして、次の薬害防げ!」と主張したまた、この事件において政治的側面で最も活躍した政党新党さきがけであると評価し左翼運動家を「彼らのせいで保守派人間運動から遠ざかる」「弱者にたかるハイエナ」と批判した。しかし支える会からは「ボランティア役目永遠に終わらない二度と悲劇起こらないよう行政ボランティアの目から監視すべきだ」と批判された。 支える会との対立は、『新・ゴーマニズム宣言』14章掲載されたことから起こったため、「14章問題と言われる読者切り捨ててでも自らの主張を貫く、小林よしのり姿勢印象付けた事件であったボランティア中心となった学生は、14章発表され時点から団体人間からの批判晒され小林に対して沈黙批判答えることとなる。その後小林学生対話する要領得ず、「私達は、良いことだけ言ってくれるよしのりさんが欲しかったんです」(『カナモリ日記』)などと言われ決裂決定的となる。なお、小林HIV訴訟の代表川龍平に対して原告団や学生達が民青などの左翼活動家利用されていることを問うと川田は「知ってますよ」と答えた小林にはそれが自分対す悪意見せたかのように感じられ愕然としたという。 小林学生に範を示す意を持って会長辞任した実質的な解任であった。『ゴー宣』と『脱正義論』で自省と「運動の正義」への批判行い薬害エイズ運動沈静化させる道を選んだ。「学生運動をやめて日常復帰せよ!」と、運動家乗っ取られ薬害エイズ運動批判した小林を、ボランティア学生達、弁護士らは激しく抗議した団体広報誌では、小林よしのり批判の方が薬害エイズ批判よりも多くなってしまう状態となった反面、『ゴー宣読者からは驚き好意的な反応帰ってきていた。小林この後読者には「良き観客でいろ」と言いその後様々な活動でも読者一定の距離を保つことを求め続け、現在に至っている。

※この「薬害エイズ問題を巡って」の解説は、「ゴーマニズム宣言」の解説の一部です。
「薬害エイズ問題を巡って」を含む「ゴーマニズム宣言」の記事については、「ゴーマニズム宣言」の概要を参照ください。

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