荒神流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 10:54 UTC 版)
かつてダイナが所属していた格闘技の流派。シャドーが総帥となったことで邪悪な空手集団となり、ダイナが持つ流派の極意書を狙う。くずみの国を支配した。当初は鶴亀の国に刺客を差し向ける程度の暗躍だったが、やがて本拠地に乗り込んできたウル忍やダイナとの全面対決となっていった。最終的にはウル忍とダイナの活躍で壊滅した。本殿は碎を持った手の形をしており、力の象徴・拳の塔「シャドーの塔」である。 シャドーが倒された後は、ダイナが「真・荒神流」を旗揚げし、正しい形で再建した。 なお、荒神流壊滅の事実は後に新聞で報道されていたため、壊滅の知らせは朧党にも届いていた。 シャドー 荒神流の総帥。かつてのダイナの修業時代の仲間であり、ライバル。その実力はダイナをも凌ぎ、当時のダイナは十回勝負をして、勝てるのは2回か3回というものだった。指導も厳格であり、後輩と組み手をして、相手が降参しても許さず、「喋る気力があるのなら、攻撃しろ」と勝利への執念を叩きこんだ。それらの行動は5代目である師匠に認められたい一心からだったのだが、5代目からは「兇拳」と言われ、ダイナが後継者として指名された。これを不服としたシャドーは、その直後に5代目を殺害し、極意書を巡って、ダイナと敵対する。ダイナとの激しい死闘の末、最後はライバルであり友でもあったダイナの手で討たれることを選んだ。 斧裂紗亜(プレッシャー)三兄弟 シャドーの部下。棒術を得意としている。3人がかりでダイナを襲撃し追い込むが割って入ってきたマンとティガに阻止され、3人とも倒された。棒には鉄芯が入っており、ヌンテイ(卍型のサイ)を付け攻撃する。 バルキー 荒神流の一人。かつてはダイナの教え子だったが、シャドーに5代目を殺害したのはダイナだと騙され、ダイナに戦いを挑んだ。勝負は敗れたが、戦いでダイナは昔のままで変わっていなかったことに気付く。その時新手(ファンタス)の攻撃を受けて負傷。その後、ダイナから真実を聞かされ、ダイナの教えを受けたいと願うも叶わず、そのまま力尽きた。 罵無(バム) シャドーの側近。シャドーが激高と共に、発勁を放つ瞬間を間近で目撃する。トンファーの使い手で、タロウを捕らえ、マン達をシャドーの塔におびき出す。だが、「釵をタロウの左手に突き刺して拘束する」という悪辣な行為が逆にマンを怒りでパワーアップさせてしまい、怒りのオーラでトンファーを破壊され、パンチで吹き飛ばされた後、スペシウム光線で倒される。 ジャダン 荒神流の一人。仲間と共にくずみの国しのはた村から米を強奪していたが、タロウに倒される。
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